このラジオは音声IC として日立のHA1329と言う物が使われたいます。
故障すると 代わりが有りませんで 全部機能停止になります。
いくら何でも酷いので 代用品を準備しました。
100%満足出来るわけでは有りませんが、自己満足度は60%程度有るので 試してみたい方はどうぞ。
出力電力は20~30%くらいで 音量は小さい、でもそんなに感じない。
ラジオ工房掲示板に マーカーの狂いが多いとの書き込みがりました。
900KHzずれている 云々も話もあり 議論が嚙み合わないので 当方に送っていただきました。
いきさつの詳細はラジオ工房 掲示板の2023年末の書き込みをご覧下さい。
下記は 今までのいきさつと 改悪の状況を纏めたものです、率直に言って 信じられません。
被害の拡大に 黙っていられなくなりました、もう被害者を出したくない
下記のnisinloadさんは 会話が通じません 善悪の判断の出来ない人です。
2024年1月16日追記
本人に質問をしましたが、総合すると宇宙のジャー音が良く聞こえるように RF-2200 2台をモニターにして調整したらしい。
トラッキング調整は無意味だそうで 理解できない発言が多い、MWは高感度だが SWはジャー音よく聞こえるのが特徴と主張。
この機種の売りの 周波数直読は無関係らしい、実際の短波受信もしていない感じ 無責任と思います。
わざわざ SWの受信不良は保証外と言ってる どうなっているの。
下記に 本人とのやり取りを纏めた
最初に終了した方の質問(1月8日終了 落札者あり)
次に 同じものを 何故か再出品した場合の質問(1月15日終了 落札者あり)
なお本人の説明が有ります、赤字は管理人の追記です
本人の説明に
|
ここまで忠告して 買い求める方は どうぞ ご自由に。
なお 下記でも現在進行形で 同じ方が出品しています。
”変な自称技術者”が主催するラジオ工房掲示板だそうです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l1119704262
出品者の説明
画像 | ||
商品説明 | 念入りに整備しました。良好な動作品です 商品説明 念入りに整備しました。良好な動作品です 商品説明 電気店廃業現在趣味を兼ねてオーデェオ品の修理改造しています。 良いクーガが入手出来ましたので整備しました。 外観は写真の通り使用感や傷、色あせ、くすみなく大変キレイです。 多くの写真を提供していますので参照願います。 ジャイロアンテナはシッカリしてカチッと上下してカチカチ回ります。。 ロッドアンテナはガタ無く真っすぐ伸びてピカピカです。 ダイアルメカは整備しましたので軽く回りガタ無く遊びは有りません。 マーカー信号はS1~S6まで振り切れます。 各バンド40ヶ所以上調整して高感度にして有ります。 感度は全て良好です。新品に近い感じの高感度です。 短波は時間帯によって受信局が変わりますが面白いように受信できました 短波中波とも宇宙のジャー音も良く入り感度は抜群です。 中波は殆どの局がメーター振り切れ局で短波も多くの局が受信できました FMは部品の劣化が感度に影響しますので修理して高感度にしました。 多くの局がアンテナを上げなくてもメーターが良く振れる局が多くあります。 感度は良好です。 その他の項目は全て整備して有り不具合は有りません。 |
出品者は複数の名前で販売しているのか?、
独特の表現「宇宙のジャー音」などを Googleで検索すると次のお店がヒットする
ever shop
always online
Websales
スマホでも詐偽サイトと警告が出ますね、詳細URL削除します。
ラジオ工房管理人の言い分
SW1を受信してみると まるで無調整です。
6MHzは+-20KHz以内に追い込んでおかないと誤差が酷くなる。
最初は 理由が不明であり CRCもどきを噴射したと思ったが(それにしては変化量が半分なので悩んでいた) 。
1月7日に静電除去剤を噴射した、問題ないとの連絡が 落札者宛てにあったらしい。
別のオークションでも静電除去剤は100%問題ないと発言しているので 無知らしい。
RF-2200のバリコンは外見は普通のエアーバリコンに見えますが 実際はポリバリコンなのです。
この為バリコンのカーブがオリジなると異なり、これが目盛りの狂いの根本原因となった。
ここ数年 バリコンの異常例が増加したと思っていたが 、原因は この人が起こしたものかもしれない。
なお 以前 バリコンのみ取り外して 洗剤で洗ってみたが 顕著な改善は駄目だった。
(この状況については 別項に詳細に説明しているので ご覧ください。)
受信目盛りの 異常(到着時撮影した物です。
出品者の説明にある 「各バンド40ヶ所以上調整して高感度にして有ります」。
とは どこを調整したのでしょう。
当方から見ると 弄り回しただけで 適切な処理はされていない。
例えばIFは標準455KHzだが これが何と447KHzにピークが合わされている。
WIDEだと良いが NARROWにすると455KHzのクリスタルフイルターが挿入されるので 感度はガタ落ちになる。
嘘と思ったら やってごらんなさい。
此れすら知らないで 丁寧に調整するとは 此れ如何に。
なお これは静電除去材の影響では有りません、無知だからです。
目盛りの狂い
これは静電除去材の影響も有るでしょうね、本人は100%無害と信じ込んでいるのですから 手が付けられません。
嘘と 思うなら やって御覧なさい、RF-2200のバリコンはエアーバリコンでは有りませんよ、
酷い目に合っている本人が言うのですから 信じる 信じないは勝手ですが。
最初は ここまで酷い人とは思わず、調整後 最後の仕上げに 噴射したのかと好意的に考えていたのですが、
違うようですね、つける薬が有りません。
更にSW1と2を受信して これだけ途中の6MHzで狂いが有ると 周波数直読機として働きません。
嘘と思ったら 確認して下さい。
最終的に この資料の10倍くらいの誤差(180KHz)の為 誤差を少しでも減少させるべく調整しました。
但し 最悪の状態を回避するためで 正常では有りませんので 誤差は酷いですが 少しましになった程度。
直読目盛りはバリコンオリジナルのカーブで刻印されていますので
本当はこのような細工だけでは駄目なのです、緊急避難でしょう。
バリコンの交換は 別の正常な2200のバリコンを移植するしか方法は有りません。
更に交換は作業が大変です、やってみると理解できます。
親切心で 後日の為と 噴射したら 命取りになると理解してください。
”FMは部品の劣化が感度に影響しますので修理して高感度にしました。
多くの局がアンテナを上げなくてもメーターが良く振れる局が多くあります。
感度は良好です”
との表示が有るが この修理法は
驚くことにFMの調整用端子に大容量のコンデンサーを付加して 誤魔化すと言う方法。
この部分は分解していないので 詳細は不明だが 具体的のは下図参照下さい。
なお 現在も同一人物が出品しているので 質問してみました。
締め切り時間ぎりぎりだったので 慌てた書き込んだので
文章は言いたいことのごく一部しか書き込めませんでした。
nisinload さんのオークションサイトより
この方は 会話が成立しません、それを理解したうえで 落札してください。
時間切れで最後の質問への返事は無し それとも 返事が出来ずに出品終了したと思われる。
(質問は 終了20分前の為)
自分のRF-2200のバリコンが大丈夫かの見分け方
MWを受信して 目盛りが合っているかを確認して下さい。
例えば東京ではJOAK(594KHz) とJORF(1422KHz)が目盛りで 合っていれば
TBSを受信してみて954KHz 付近かを確認 ここが10KHz 以上狂っていると怪しい。
一般に980KH付近まで移動してると 不合格。
①上下を合わせると 途中が周波数の上側にずれる傾向が有ります)
②ダイアルで同調位置が 一般に下側にずれるのはバリコンの容量増加の証のひとつ
丁寧に整備したと言いながら 結局 壊した物を平気で販売している、
驚きを通り越して 呆れています、購入しないように、後で泣きますよ。
なお 次項も 同じ話題です。。
ダイアル面 | |
4MHz | |
5MHz | |
6MHz | |
7MHz | |
8MHz | |
594KHz | |
693KHz | |
654KHz | |
1134KHz | |
1242KHz | |
1422KHz |
受信してみると 音が出ません、録音端子にクリスタルイヤホーンを入れても受信できません。
ただSメーターは正常に反応しているようです。
調べてゆくと録音端子の(マイナス側の配線)プリントパターン切れでした。
トランスの右側の黒いシャーシに隠れて見えづらい部分です。
断線付近の拡大図。
この部分を修復して 次は音声出力です。
この部分は下記画像のようなICが使われています。
入手できないので 手持ちの活きた 2200から抜き出して交換しました。
残念ですが 次はこのICは準備出来ませんので 御了承ください。
音が出るようになったが JOAKの受信感度が極端に悪い
TBSはそこそこ受信できるのですが 低い方の594KHzの感度が全く悪いのです。
メーターが殆ど振れません(TBSはほぼフルスケール)。
バーアンテナの断線を疑いました。
次は FMチュナーの修理
FMの受信感度が悪いのです、チューナーの不良です、下記のように本体から切り離して修理します。
ダイアルが いやに重い
ダイアルがいやに重いのです。
分解して 注油(グリスアップ)したのですが 少し軽くなっただけです。
アンテナ
アンテナは信じられない方法で組み込まれていました。
それも3個のピースに分割された状態です。
修理できる範囲では無いので 別のアンテナを組み込んで修理しました。
とにかく器用というか無責任というか よくこんな修理をしたと思います。
配線も外れたままでした。
これで組み立てたのですが、マーカーがどうもおかしいのです。
動作が不安定なので 水晶の半田付けをやり直しました。
またマーカーの振れが弱いので やむを得ず固定コンデンサーを付加しました。
更に 基板を一度外して組み立てたらしく ケースの押さえが破損しているのです。
この部分も修理しました。
この破損はバンド切り替えスイッチの動作が不安定になるのです。
最後に バリコンの容量曲線が少し変なのです、周波数直線では無いのです。
周波数を上側と下側を合わせると 途中が微妙に狂うのです。
パディングコンデンサーの容量が悪いのかバリコンなのかは切り分けられませんでした。
ただSWとMWがすべて同じ傾向なので バリコンが怪しいと思います。
この修理はお断りすべきでした、修理を引き受けたことを反省しています。
費用ばかりかかって やっと正常に動くというレベルでは問題です。
なお 短波の感度も測定しましたが これは正常でした。
管理人の注 この修理体験記は下手な文章で故障状況をまとめたものです。 このページは修理方法の教科書ではありません、読んだだけで修理できると誤解しないでください。 修理した台数の積み重ねがノウハウとなります、このページを見て修理出来ないと言われても心外です。 当方はメーカーのサービス機関でもありません、ラジオ大好きおじさんにすぎません。 「なんでも教えて君」のお相手は致しかねます。 さらに最後の仕上げは心を込めて調整しています。 自分で修理する方はサービスマニュアルを熟読して挑戦してください。 なおサービスマニュアルは、一定のスキルがある前提で書かれています、表面だけ真似しても駄目です。 その大きな間違い例がロッドアンテナから蓑虫クリップで信号を入れるごとき操作です(某プロの例)。 回路図を見れば この方法がいかに無謀かと言うことが判ります。 これが判らい方は回路図が読めるとは言えませんし、スキルも無いと自覚した方が良いでしょう。 メールアドレスはスパム防止の為 転送メールです。 |
内容が古くなりましたので、「最近のBCLラジオの修理について」に集約します。
誤解のある話(2013年7月10日)
下記は先日 ラジオ工房掲示板に書き込まれた内容です。
誤解している人が多いようなので こちらでも掲載しておきます。
これは故障ではありません、原理を理解すれば簡単に判る話です。
ただ状況によっては調整されていない可能性もあります。
2200の第2IFが2000KHzで無くて1985KHzなのかは
イメージ周波数が少し離れた位置に出るように工夫されているのです。
この為 SWのお奇数 偶数バンドの目盛りに少しずれがあるのです。
(2020年1月5日 リンクなど修正)
なおこの質問者の加藤さんは感心しません、問いかけだけして 判ったとも判らないとも書き込みがその後無いのです。
掲示板は 質問したら 必ず返事の書き込みをしましょう。
最低限の常識もない方は 以後の書き込みはお断りします。
|
この○○屋さんは時々問題を起こします、他に多数例があり、注意した方が良いでしょう。
東京吉祥寺の○○屋さんから最近譲り受けたものですが、調子が悪いので見て欲しい。 FMは、受信し感度もまずまずですが0.3~0.4MHz程度のずれ有り。 MWは、受信しますが少し感度が悪い(クーガー115と比較して)がダイヤルはほぼ合っています。 SWについては受信はして感度もまずまずかと思っていたのですがチューニングが合わないため、 最初に500KHzのマーカーで0ビートを取り、次に125KHzのマーカーで0ビートを取り、 その後にメインダイヤルを各周波数に合わせた場合のSWスプレッドダイヤルとの差とりました。 以下がその結果をまとめたものです。周波数が高くなると差が大きい場合がほとんどです。 SW1は、4MHzで±0KHzですが、5MHz~8MHzまでは+40~+150KHzのずれ。 SW2は、8MHzで+35KHzで、9MHz~12MHzまでは+60~240KHzのずれ。 SW3は、12MHzで±0KHzですが、13MHz~16MHzまでは+15~+65KHzのずれ。 SW4は、16MHzで+20KHzで、17MHz~20MHzまでは+50~+80KHzのずれ。 SW5は、20MHzで+150KHZで、21MHz~24MHzまでは+140~+285KHzのずれ。 SW6は、24MHzで+160KHZで、25MHz~28MHzまでは+180~+290KHzのずれ。 この中でSW5、6ではマーカーが少し聞き取りにくい箇所がありました。 |
外観は掃除がしてあり、比較的綺麗です。
ただ何となく臭います。
分解してみて原因がわかりました、ゴキブリの巣があったようです。
FMチューナー基板の部分に巣を作っていたようで、
基板が汚れています。
交換は無理なので、清掃して使うことにしました。
下側から見たところ。
ゴキブリの巣には参りましたが、内部は殆ど弄られていず、その点では非常に良かったです。
FMは将来壊れやすいかも知れません。
調整すると周波数の読み取り精度も回復しました。
ただ調整時 MWのトラッキングを確認する時何となくピークが弱い感じがしました。
冷静に原因を考えてみたらバリコンの不良(汚れ)らしいと気がつき、再度周波数直線型バリコンの清掃をしました。
普通は羽根を触ると周波数が狂う可能性があるので、触らないのですが、感度が悪いのは見過ごせませんので・・。
これにて 無事解決です。
ナショナルのクーガー2200のデザインに惚れ込み、オークションにて購入したのですけど、 最近になって短波が全く聴けないことと、FM、AM共に周波数表示の大きなズレに気が付いてしまいました。 試行錯誤でズレは良くなったものの、サイトの内容を見て、調整ならぬいじっただけの事に不安になりました。 この救われないラジオを何とか修理できないかとメールしました。 |
受信してみるとFMとMWは一応受信できます。
しかし、JORF(1422)は工作室では受信できませんでした。
感度は極端に悪いです。
何となく、ピーという感じで発振気味です。
裏側を開けてみると、バリコンのゴムが交換されています。
これは依頼人がやったそうで、見事なできばえでした。
まずMWの受信試験です、594KHzはほぼ合っていますが、JORF(1422)が受信できません。
一応 受信はできますので、まずIFの再調整を行います。
調整が大幅に狂っていました、おおよそ465KHzになっていました。
これでは感度が悪いと同時に、我が家のウオシュレットの電波と干渉してしまいます。
受信した時 発振気味だったのはこのせいでした。
これで、MWは受信できるようになりました。
目盛りの狂いが、激しいので、目盛りあわせ、トラッキング調整を行います。
調整の為に、ジャイロアンテナを開けました、プラスチック片が出てきました、何か変です。
ジャイロアンテナを開けてみると、ケーブルの通し方もおかしいです。
またプラスチックが壊されています。
これらはジャイロアンテナが起立しなくなったのを修理した後遺症でしょう。
起立不良対策は、上手く修理されているようでした。
分解後、正規の方法でケーブルを通しなおした。
(接続部分のプラスチックが破損しています)
一応 起立しますので、これで良しとしたのでしょう。
本格的修理ではありませんが、良しとします。
分解中のジャイロアンテナ。
ジャイロアンテナの修理が終わったので、MWの調整も終了、無事動作するようになりました。
次に短波の受信です。
全く反応が無いので、ダイアルメカを取り外しました。
発振(第1)は正常なので、途中の回路が悪いと見当をつけました。
あちこち触っていると、第1IFが微かに反応します。
再度組み立てて、調整をしました。
想像以上に調整が狂っていたようで、良くここまで狂わせたと感心するくらいの酷さでした。
結果的に動作するようになりましたが、無音だった原因は不明のままです。
狂い方が酷かったので、無音だったのかもしれません。
ここまでコイルとトリマを酷く触った2200は初めて体験しました。
FMを聞く時は、平気ですが、AMにしますと時々音が低くなります。 X-TAL 125kHZ 通常 OFFですが、ON 、OFFを数回繰り返すと音が出るようになります。 あとは、VOLUME が少しガリがあります。 このラジオ、昨年フリーマで購入しました。アンテナだけ、純正品ではなく、部外品がついています。 このようなラジオですがよろしくお願いします。 |
良く見ると何となくおかしいです。
ツマミが3個オリジナルではありません。
しかし良く似た物を見つけたと感心しました。
アンテナは確かに社外品ですが、見事に組み込んであります。
分解してみると 凄い埃です。
逆に言うと、中身は弄られていないようでした。
清掃 整備して 調整も終わり、組み込もうとして、間違いに気がつきました。
ロッドアンテナへのリード線がそのまま外部アンテナに伸びています。
(黒色のビニール線)
それも端子にナットで固定してあります。
この部分は直結してはいけません。
10PFのコンデンサーで結合すべきです。
部品を追加して、修復完了です。
「ランプがつかない」と言う2200の修理です。
この機種のランプ切れは、殆どありません、珍しいとは思ったのですが・・。
開けてみると、ランプはスピーカーの下側に隠れていました。
どうもこのラジオは落下させたらしく、前面パネルやダイアルカバーが割れていて、修理された形跡があります。
ダイアルカバーも割れています、ガムテープで固定されていました。
組み込まれているランプの外れていました、これがランプ切れの原因です。
実はこの修理で一番困ったのは、ツマミが接着されていました。
瞬間接着剤を使ったようです。
ラジオの修理で一番困るのはこの接着で、ツマミが外せないと修理できません。
前面パネルもあちこち接着修理されています。
ツマミの接着は是非止めてください。
依頼主から
1.実際の周波数と目盛りとの差
2.音が小さい感じ
と言うラジオをお預かりしました。
中学生の時に購入したものだそうです。
ジャイロアンテナは起立できませんが、他は比較的綺麗です。
大事に使ってきた物のようです。
受信してみると確かに周波数が大きくずれています。
常識を超える範囲です、経年変化で起こるずれとは考えられません。
594KHzのNHK1が700KHz付近で受信できます。
その他
693KHz→ 810KHz付近で受信
954KHz→ 1080KHz付近で受信
1134KHz→1260KHz付近で受信
1244KHz→1350KHz付近で受信
1422KHz→1510KHz付近で受信
SWも受信音は小さいですが、受信は大丈夫です。
でもこちらも500KHzくらいずれて受信します。
ためしに4MHzの信号を入れると、4.5MHz付近で受信します。
FMもずれてはいますが、経年変化の範囲(0.5MHz程度)です。
分解してみると、まずネジが1本ありません。→これは危険信号です。
中のリード線も何回も抜き差ししたようで、簡単に抜けました。→→これはトラブルの元になります。
内部を詳細に観察してみるとバリコンにCRCのようなものが噴射された跡があります。
写真では判り難いのですが、ベークの基板が油で濡れた様になっています。
依頼主に問い合わせると数年前に接点クリーナーをかけたことを思い出したそうです。
周波数ずれの原因は接点クリーナーが原因でバリコンの浮遊容量が増加したと考えると説明できます。
バリコンは2200の命とも言える部分ですから、困ってしまいます。
バリコンのみを交換するような単純な仕掛けではありません、
FMチューナーと一体になったブロックごと交換する必要があります。
以下ホームページ容量制限の為省略
青森市にお住まいの方から、中波のイメージが酷いということで調整を依頼されました。
NHK第1が963KHz、青森放送が1233KHz、NHK第2が1521KHzでほぼ45KHz上にイメージが発生し、困っております。 具体的には1008KHz(朝日放送)、1278KHz(北海道放送)、1584KHz(NHK第2)とほぼ重なって聴取されます。 (NHK第2は実害はなしです)。 |
東京で確認してみると確かにイメージは感じられますが、極端に狂っているわけではありません。
表示面 | 備考 |
未調整 TBS受信 本物 |
|
未調整 TBSイメージ |
|
調整済 TBS受信 本物 |
|
調整済 TBSイメージ |
受信してみた感じでは測定器無しで、誰かが調整したように思われました。
完全ではないが、そんなに無茶苦茶に狂っているわけでは有りません。
今まで修理した中では狂いの少ない方でしょう。
ジャイロアンテナのグリスアップの後 調整を行いました。
MWの目盛り合わせの後、トラッキング調整しました。
信号の無い650KHz付近で低い方を、高い方は1400KHzで行ったのですが、確認してみると950KHz付近で少し狂いがあります。
依頼主の住まいの周波数状況も考え、低い方のトラッキング周波数を850KHz付近に上げてみました。
上記写真はこの受信状況です、TBSのイメージだけは残念ながら除ききれませんでした。
ただ本物の周波数は調整前より、より強く受信されているはずです(Sメーターは振り切れているので判別は出来ない)。
TBS以外の放送局のイメージは調整後 確認出来ませんでした。
これ以上の望みは難しいと考えた方が良いでしょう。
これで再度現地で受信してみていただく事にしました。
SW も再調整し、感度試験も終わりました、大丈夫です。
本人の感想
【イメージ】 ・修理体験記に記述いただきましたとおりの状況で、改善しています。 ・NHK第1以外のイメージはほぼなくなり、NHK第1についても以前よりも朝日放送が聞き取りやすくなりました。 【感度】 ・非常に良好です。ローカルではわかりづらいですが、中距離を受信するとチューニングメーターの針が以前に比べて一つ以上左(上)にふれています。 調整の成果を堪能させていただいております。 【ダイヤル】 ・修理体験記に記述いただきましたとおりの状況で、周波数の下側はぴったり合っています。 以前は全体にずれていたので、使用感覚が良好になりました。 【その他】 ・ジャイロアンテナの使用感覚が良好になりました。 ・電池ボックスの裏蓋にスポンジを付けていただき、感謝・感謝です。 |
なおTBSのイメージは第2高調波によるものです。
910KHz離れたところにでる普通のイメージとは違います。
今回のイメージ 954KHzが998KHzで受信できる現象。
954×2-(998+455)=455
998KHzを受信時、TBSが強力なので954の2倍の高調波がバーアンテナに発生、
この時の局部発振周波数(998+455)との差がIF(455)になり、受信できるもの。
ここからは重複(最近のBCLラジオの修理のコピー)
綺麗な2200ですが、ダイアルを動かすと、途中でギクシャクします。
今まで沢山の2200を見てきましたが、このようなものは初めての経験です。
壊れ方に興味があったので、早速分解してみました。
この部分はバックラッシュを防止する為 ダブルギヤになっていたり複雑です。
よく見ると ツマミの軸に直接組み込まれているプラスチックのギヤが破損しています。
ダブルギヤも一部も分離して動きます。
どうしたらこのような壊れ方をするのか知りたいですが、無理ですね。
無理やり廻したのかも知れません。
このメカ部分を交換するしか修理方法はありません。
駆動機構を移植して 修復です。
6055KHzを受信しているところです。
電池動作、アンテナはロッドアンテナを15cmほど伸ばしたところ。
ダイアルを動かして、ぎこちない操作感がある2200は購入を避けてください。
今回 手持ちのメカが偶々有ったので修理できましたが、無い場合は修理できません、ご注意ください。
35年ほど前の中学生の時に購入したクーガ2200の修理をお願いいたします。
音量にムラがあったり、チューニングのダイアルに引っかかりがあります。
|
この2200は普通の不具合個所だけでなく、
①マーカーが動作しない
②ダイアルメカの回転が重いだけでなく、なんとなく引っ掛かりがあります。
マーカーは電気回路ですから 修理は可能です。
ただ不具合個所の発見は大変でした、何とか不具合部品を交換して修理しました。
ダイアル メカは調べてみると 下の画像のようにギヤが割れています。
当然ギヤのみの修理など不可能です。
別の2200から移植して 修理しました。
ただ手持ちのダイアルメカは細目盛の初期型だったので、ダイアルフイルムはオリジナルのものを使うことにしました。
この作業が 想像以上に大変でした、あまり慣れないことはしない方が良さそうです。
マーカーの修理も大変で 合計 5日間も修理にかかりました、いやはや 大変な作業でした。
ダイアルのメカの不具合個所、は画像の矢印の先です。
時々 この故障に遭遇します、どの2200も同じギヤが壊れているので、
比較的 壊れやすい場所のようです。
チューニングした時に 何か引っ付かかる感じの時は同じ故障と思われます。
この修理は 移植のため 費用もかかるので、我慢して使った方が良いかもしれません。
なんとなく短波の感度が悪いと言う2200です。
調整してみると、455KHzのIFは良く合わされています、MWの目盛りもほぼ正常です、トラッキング調整もされているようです。
ところが短波になるとトラッキング調整が無茶苦茶に狂っています。
こんな調整をするのはこちらと考えたのですが、問い合わせてみると違いました。
昔 秋葉原の地下のお店で整備品を購入したそうです。
そう言えば PSEが問題になる前まではパソコン店の地下で売られていましたね。
調整完了後の2200です。
短波の目盛りはほぼ合わせてありますが、トラッキング調整は無茶苦茶でした。
測定器も備えていたので、調整方法を間違えたのでしょう。
5900や2200などの調整のみも引き受けます。
次は素人整備品の修理です。
このたび、RF-2200をヤフオクにて入手いたしました。 個人所有の物だったようなので、特にひどいところはなさそうです。 経年による不具合のみ?。 せっかく落札できましたので、今後も気持ちよく使用したいと思いまして、ご連絡させていただきました。 使用、動作状況で気になるところは、 1)各ボリューム関係のガリ発生 2)ロッドアンテナの曲がり及び最後まで引き出した場合の抜け止め?の緩み 3)各帯域の周波数目盛のずれ マーカー調整はやってみましたが、実は取り扱い方法がよくわかっていないので、正常に動作しているのか確認できません。 取説などございましたらコピーしていただければ幸いです。 |
分解しようとしたところ、ネジが外れません、何とか苦労して取り外しました。
とんでも無いネジが使われています、それもオリジナルより長いネジが。
無理やりねじ込んだので外れなかったのです。
使用されていたネジです。
このようなネジを無理やり使うとねじ山が壊れるので、本当に困ります。
分解してみると、電気的には経年変化程度の劣化程度しかありませんでした。
ただ問題は500KHzマーカーを働かせようとして、サブダイアルを固定するとツマミが回せません。
サブダイアルが軸と固着して動かないのです。
油切れで、固着したのかも知れません。
2200は数え切れないくらい修理しましたが、このような現象は初めてです。
白い丸印の部分です、ここを分解して修理します。
グリスを追加して動くようになったので調整です。
455KHz IFの調整 SWのIF調整 MWの目盛りあわせ、トラッキング調整と順調に進みました。
さらにSW1~6の目盛りあわせ、トラッキング調整が終わり、SSGを使用した感度試験もOKでした。
最後にラジオ日経など既存の放送局を受信してみます。
ところが6055のラジオ日経がなんと6057KHzと、2KHzほどずれて受信できるではありませんか。
驚いて確認すると、サブダイアルの0位置が少しずれているのです。
マーカーで校正した場合、縦の赤線と0ばぴったり合わないといけません。
これが1~2KHzほどずれているのです、これも非常に珍しい現象です。
1目盛り10KHzですから、5KHzを直読するには修正するしかありません。
再度分解して調整しました。
購入当初から このように狂っていたのか、使用中に変化したのかは不明です。
家電品ですから、ある程度の誤差は許容範囲だったのかも知れません。
修理完了後の2200でしす、ラジオ日経を受信しています。
アンテナも壊れていました、このラジオはなぜか物理的に不具合が多かったです。
ネットにてRF-2200を購入したのですが、購入後に、セット内部からからから音がするので一旦裏蓋を開けたところ、一箇所コイル(L11)が破損しているのを発見しました。 その他不具合もあり、ある方に修理依頼したところ、他の項目は修理頂きましたが、 破損コア(SW6用)は部品が無い為、修理不可能で感度低いままの状態ですと言われました。 最近になりラジオ工房を知り購入先(東京○○屋さん)に不安に感じました。 このSW6用のコアの破損/ライトSW動作がしぶい症状はラジオ工房様で修理可能でしょうか?。 ネットでのラジオ購入が始めてであり相手先を信用して安易に購入しましたが、何とか修理して使いたいのです。 |
アンテナ側コイルの部分です。
白丸のコイルL12が破壊されています。
壊れたレベルでは有りません、意識的に壊した感じです。
無関係のSW5の感度が悪いのは完全に未調整だった為です。
コイルを交換して、目盛り合わせ、トラッキング調整をして完了です。
コアやトリマの向きを見ていただくと判りますが、
前回の修理はSW1からSW6まで、トラッキング調整まではやっていなかったようです。
調整されていないことは分解前に事前に確認済みです。
目盛りが合致しているので、簡易調整(目盛りあわせ程度の調整)だったようです。
もし調整をやったのなら、間違った調整です、調整方法を再検討すべきでしょう。
2200の場合は厳密にトラッキング調整をやらないと無意味です。
この業者さんが過去に修理したラジオの再修理はここ100日間で3台目です、ちょっと酷すぎる感じはします(感度の極端に悪い5900も含めると4台目)。
乱暴な調整の仕方や使っている測定器(松下のSSGとオシロが同一機種)から、「感度の極端に悪い5900」も同じ人が整備したようです。
このラジオは別の方がオークションに出したラジオで、今まで見てきた内では最低感度のラジオです。
1年前にくらべれば、今回の修理は格段の進歩といえますが・・。
もう少し慎重に整備した方が良いでしょう、このままでは利用者が気の毒です。
なおSW1 2の周波数範囲を決めるトリマ(写真右下)が多少緩いようです。
振動を与えると、狂う可能性があります、丁寧にお使いください。
取り外したL12(SW6のアンテナ側コイル)
コアを弄って割れたので、取り出そうとしたのかも知れない。
信じられない壊し方です。
常識的には考えられないやり方です。
コイルの交換はラジオをばらばらにしてから組み込むことになり、調整も再度やり直しです。
○○屋さんのラジオには時々この種のからくりがあります。
一方 修理した方にも、コイルが無いので修理は半分だけというのも肯けないですね。
最初から判っていることですから、修理はお断りすべきでしょう。
依頼者に二重の負担をかけたことになります。
(ラジオを分解するので、組み立て後再調整が必要です)
内部の様子です、右側は割れたコア。
確認の為 多少 上を広げました。
電池で3,925KHzのラジオ日経を受信中。
ロッドアンテナは閉じたままでもこれだけ受信できます。
ランプボタンの硬いのは問題ありません。
この部分はバネがきついです、大丈夫です。
外観は綺麗な方だと思います。
○○屋さん独特の改造もL12以外は無いようですから、安心してお使いください。
裏蓋には何故かPSEの文字が・・。
どんな試験をしたのか興味があります。
現在でも 意味があるのでしょうか?。
修理方法に関し、この記載に事実関係の間違いがあれば管理人宛お申し出ください。
修理者した本人からメールをいただきました。 「依頼主からラジオを送られる前に「この部品は交換できない」旨伝えました、依頼主はそれでは出来る範囲でよい、 すなわちL11は交換はしなくてよいとのことでしたのでお受けしました」。 PSE耐圧試験は現在では必要はありませんので通常は行っておりませんが、 依頼主から中古で購入の為、100V使用に不安があるので試験をするようにとの指示で行ったものです。 なお試験方法は菊水電子工業社製・耐圧試験機TOS-5050にて1000V・1分間の耐電圧試験です。 |
2010年7月10日 追加
本件に関し 浅野さんから抗議の書き込みをいただきました。
どうも「コイルの不良」のみに注目して、他の記載に眼が行かないようですが・・。
コイルの不良に関しては、最初から修理できないと断ったそうで(OLI技研からのメール参照)、これが悪いと強調しているわけではありません。
厳密に言うと これがきっかけで調整不良が判明し、さらに5900の不良修理の実体が判明したわけです。
この5900は販売者は特定できていたのですが、誰が整備したかそれまでは不明でした。
良い悪いの判断は OLI技研が整備した全部を見た上でお願いします。
浅野さんが言われるように「人間である限り間違いはあるもの、しかしそれを認めず自分だけが正しいと言い張ること自体「片手落ち」以上です。」
との表現は誤解も良いところです。
少なくとも数件以上の酷い整備品の後始末体験があります。
公表しないと 次々犠牲者が出ます、良くぞ公表したという人も沢山います。
掲示板の記録など この部分7月13日追加。
これで終わりにします。
どうも9年前の話まで遡るらしいので、そこまでの記憶はありません。
その時の対応が不親切と言うことらしいですが、理屈に合わない話が多くて、難儀しています。
浅野さんは妄想の塊みたいで、理解に苦しみます。
皆さんご注意ください。
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FM MWは正常で 短波の調整もトラッキング調整だけになった時のことです。
なんとなく 反応がおかしいのです、Sメーターが微妙に振れるのです、安定しません。
調べてみると VCと基板を結ぶリード線のコネクター部分が怪しいのです。
下記画像で ○印の部分です。
該当部分の拡大図
矢印の部分です。
リード線は安定度を増すために 太い銅線で出来ています。
正面から見た画像
場所的には 丸印の部分になります。
部分拡大図
分解して 基板が見えるようにします。
コネクター(板金状のピンです)の表側(パネル)の様子
部分拡大図
画像がボケて見難いのですが、矢印の部分のパターンに切れ目が有ります。
銅箔が浮いて 切れているのです。
上の太いパターン部分にピンが有ります。
この部分を修復して 修理しました。
このように書けば簡単に見えますが 場所が悪くて対応に苦労しました。
原因の推定
この2200は梱包方法が悪かったのか ダイアルのツマミに重力が加わる方法で梱包されていました。
「2200をプチプチで包み 向きあわせて梱包」してあった。
輸送中の振動がツマミを通し バリコンに伝わり
太い針金が振動 この力で細いパターンが断絶したと推定されます。
バリコンはゴムで固定されているので 微妙な振動は吸収されるのですが、
逆に接続リードも揺れるので この種の障害が発生するのではと 思われます。
ダイアルに重力が直接加わる梱包は止めましょう。
特に輸送中の振動は強敵です。
今回は修理出来て良かったですが 壊れ方では修理不能のことが有ります。
この作業は バラバラに分解が必要で 調整もやり直しになります、十分注意してください。
2002年8月14日
2004年6月11日ホームページ容量の制約で一部省略しました。
2003年4月2日
2003年4月3日
2003年4月5日
2003年7月20日
2003年7月21日追記
2004年6月5日
2004年6月11日ホームページ容量の制約で一部省略しました。
2004年11月6日
2004年11月8日 2200のバリコン
2005年3月21日ホームページ容量の制約で一部省略しました。
2006年1月31日
2006年2月1日
2006年5月12日
2006年11月5日ホームページ容量の制約で一部省略しました。
2007年2月21~23日 修理例13)を追加。 2844(23)
2007年6月18日:5145 ホームページ容量の制約で一部省略し、14)を追加。
2007年7月4日:5868 その後の2200 チューナーブロック交換を追加。
2007年7月27日:6329 バリコンの超音波洗浄に挑戦。
2008年2月3日:9760 16)目盛りの合わない2200を追加。
2008年4月2日:11238 18)を追加するとともに更新した部分を最初に記載するように変更しました。
2008年5月22日:12,437
2008年11月10日1,187
2008年12月16日:1,972 17,972
2008年12月24日:18,192
2008年12月26日:18,192 ホームページ容量制限のため一部分省略
2009年7月6日:21,550 最近のBCLラジオの修理についてに集約しました。
2013年7月10日:43,530
2016年1月14日:54,761 不思議な故障を追加。
2016年7月7日:57,421 壊してある2200の修理
2018年3月1日:64,444 10年ぶりの壊したバリコン使用の2200
2018年3月9日:64,887
2019年4月8日:68,599
2020年1月5日:71,250
2021年7月13日:76,452
2024年1月7日;84,221
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2006年6月26日
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