アナログBCL機で中波帯を受信する時、周波数を比較的正確に読める機種はこの2200と東芝のTRYX2000が代表でしょう。
ライバルの5900はMWの読取に関しては問題外です。
真空管で1-V-1などを自作した時、周波数の読み取りには苦労したものです。
そう言う意味で、家電品でここまで読み取れるのは感激です。
下記は測定の1例であって全てが同じと言うわけではありません。
選択度は侠に設定、594KHzと1422KHzの両端であわせました。
これで途中の(東京で受信できる)放送局がどこまで正確に読めるかを実験したものです。
594KHz | |
693KHz | |
810KHz | |
954KHz | |
1134KHz | |
1242KHz | |
1422KHz |
余談
この目盛り合わせのみは比較的簡単に行なえます、慣れれば測定器無しでもOKです。
ただクーガ2200はバー(μ)アンテナのQが高い事、更にRF段がFETである事 この相乗効果で、
この回路の実効Qが高く(5900などに比べ)、トラッキングエラーがある場合、感度が急に悪くなるようです。
目盛り合わせをしたらトラッキング調整もする事をお奨めします。
最悪でも高域の「RFトリマ」の調整だけでもしたほうが無難です。
なおバリコンの羽根を変形させないよう取扱は十分注意してください。
クーガ2200の修理体験記
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2003年11月20日
2006年6月26日