クーガ 1号機 RF−888修理体験記 

久しぶりにクーガ1号機の修理をしました。
最初 ダイアルが動かなかったので、分解して、バリコンの軸についているプーリーを直接動かしてみました。
これでダイアルの表示は正常に動きようになりました。
早速 受信してみるとFMは大丈夫なのですが、MWは日本放送らしき電波がかろうじて受信できるだけです。
それもダイアルを廻しても、反応がありません。

バリコンの背面についている発振側のトリマを廻してみると、反応します。
総合的に判断して、バリコンの不良として対策することにしました。
同じバリコンの手持ちがありませんので、部品取り用のRF−888から移植することとしました。



分解したポリバリコン。
軸は回転するが、容量の大きい方(max300PF 等容量2蓮)の羽根が全く動きません。
FM用は回転します。

原因は判明したのですが、ポリバリコンを分解修理するのは諦めました。





左 壊れたバリコン。

右 交換用のバリコン。




バリコンを外したところ。
7箇所半田付けがあります、取り外すのは面倒です。




バリコン交換し、修理完了したクーガ1号機。

調整をして、修理完了。



この機種は大型の真空管ラジオと同じ寸法のスピーカーが使われています。
キャビネットのつくりとあわせ、迫力ある音がします。

非常に綺麗なRF−888 クーガ1号機の修理(2013年1月9日)

FM受信時ダイアルが動かなくなったクーガ1号機です。
電池での動作は大丈夫のようですが、ACでは通電しません。



分解しよとしたのですが、スピーカー側の蓋が開きません。
金属部分に粉が吹いたようについていて どうも湿度の高いところに長年保管されていたようです。
外観は全くの美品です、箱に入れて床下にでも保管されていたのかもしれません。
ケースの破損覚悟で 無理やり分解しました。

ダイアル機構も動きませんので 取り外してみたのですが、全体的に油切れ状態で、バリコンも回転が硬くなっていました。
軸にグリスを塗り 軽く回転するようになったので 再組み立てです。



AC電源で不良の件は 整流器(画像参照)の不良でした。

タイマーも取り出して分解し 注油しましたが、残念ながら途中で停止してうまく動作しませんでした。


最後に目盛合わせ トラキング調整をして終了です。

こちらにもRF−888の記事が有ります





2006年3月5日
2013年1月9日
2013年1月10日:3,354 赤の888を追加すると同時に 画像のリンク切れを修整。

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