マグネチックスピーカーのコイルの巻き直し。
コイルの中心のアマチュア−の半田付けを外し、
その次にコイルを外します。
コイルを外すには馬蹄型磁石を広げる必要があります。
ここでは冶具を使って広げています。
コイルの上側のコの字型の金具をずらすとコイルが取り外せます。
下側の金具はネジ止されているので、外せません。
このマグネット開きは青森の平井さんから寄贈いただきました。
有難うございました。
巻線機に巻枠を取り付けたところ。
巻くより実は古い巻線を取り外す方が手間がかかります。
なお古い線は使わないように。
0.1mmφのウレタン線を使います。
古い巻線は0.08mmφの物が巻いてありましたが、
切れやすいので0.1mmにしました。
なお巻く時は手袋をして、
ウレタン線に手の油や汚れがつかぬ様に注意してください。
何とか3500回巻けました。
本当は0.08か0.07くらいの線で5000回くらい巻きたいのですが、
意外と難しいです。
巻線機の回数計は3500を指しています。
完成したコイル。
取り外した時と同じ方法で、組み込みます。
組み込んだ後、アマチュア−を中心に保ち半田付けします。
修理完了したマグネチックスピーカー。
同じヘルメスの24型の修理体験記にも巻き替えの例があります。
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2003年10月6日
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