ソニー CRF−5090の修理

この機種の修理は初めてです。
回路図のみあるのですが、パターン図はありません。
全バンドにわたり 「がりがり」と音がして、受信できません。
大変そうだとは想像していたのですが、予想以上に大変でした。


裏面の様子です。
メイン基板と周りの部品が配線で接続されています。
数十本くらいあるので、元に戻せるように記録しながら半田付けを外します。


キャビネットから抜き出したところです。


本体内部の写真です。




メイン基板をはずしたところ。
ここまで分解しないと修理できません。
不良部品を交換して修理完了です。



この機種で特に注意するところは基板の印刷が間違っていることです。
印刷どおりに部品を組み込むと動きませんので注意が必要です。
あるいは途中で設計変更があったのかも知れません。


元通りに組み込んで修理完了です。
残念ながらFMの受信は修理できませんでした。
チューナーが別に組み込まれていて、再度分解する元気が出なかったためです。
初めての修理だったので、5900 数台分以上の修理時間がかかりました。

2010年4月28日
2015年4月13日:3,217 画像リンク切れの修正

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