クラウンのトランジスターラジオが修理にやってきました。
昭和30年代後半の製造と思われますが、正確にはわかりません、回路図も有りません。
手探りの修理ですから、写真を撮って元に戻せるよう配慮します。
パターン図からおおよその回路図を想定して修理します。
特に部品を外す時には充分注意しないと、後が大変なことになります。
006Pが添えられていましたが、銘板によれば6V仕様です。
電池BOXが紛失したので、勘違いしたのでしょう。
でも「蚊の鳴く程度の声」が幸いしました。
長時間使わずに良かったです。
6Vで試験するとさらに一段と音が小さいです。
裏面です。
この様な時には全部分解します。
部品面の写真です。
次に
@消費電流を測定。
A終段からVRにかけてAF信号をいれ、どの部分が不良化を切り分けます。
不良部品の発見、交換。
想像以上に不良部品が多かったです。
パターン面。
こちらが正面になります。
デッドストック状態のTR−820です。
006Pが添えられていましたが、これは間違いです。
本当は6Vですから、9Vで使うと壊れます。
電池スナップが同じなので誤解したのでしょう。
2004年5月30日
2006年8月5日よりカウント
radiokobo-all