真空管ラジオの修理 コロンビア 1222 5球スーパー


2スピーカーつき 2バンドmT管5球スーパーです。
3連バリコンが使ってあります。
なぜこのような設計になったのか、悩みました。


バリコンの取り付けゴムが不良になっていたので、
この部分を接着剤で固定しました。
(ホット メルト?)


バリコンの部分の拡大写真。
写真下側がRF(アンテナ)側
中央が短波の発振
上の一番小さいのが中波の発振用。


このラジオは普通不良の多い結合コンデンサーは無事でした。
代わりといっては変ですが、ブロック型のケミコンが不良でした。
このラジオには整流管から順に
50 50 30μFが使われています。
最初の2つが不良でした。

代用に50 100(平滑回路の中央部)を入れました。








このラジオでもう一つ不思議な事があります。
バンド切り替えスイッチの表示です。
MW−SW−SWxと表示されています。
このような表示ははじめて見ました。
回路を追いかけてゆくとNSBクリスタルの接続端子があり、この切り替えとわかりました。
裏側に端子があり、ここにNSBXtalを接続すると安定してNSBが受信できます。
(もちろん他の周波数の水晶発振子を準備すれば、その周波数の放送局を安定して受信できます)

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2003年3月30日
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