日立 トランジスターラジオ WH−829の修理 


昭和35年に発売になった日立のトランジスターラジオです。
久しぶりにTRラジオの修理をする事にしました。
理由はクーガ2200の修理中なのですが、連続運転しても稀にしか動作不良にならないとんでもない故障と取り組んでいるのです。
正常に動作すると、悪いところが見つかりません。
退屈しのぎにWH−829を修理することにしました。
クーガ2200は1日中 正常に動作しています、困ったものです。


内部は2SA 2SBの初期のトランジスターが使われています。
当時の日立のTRは丸みをおびて金色に見えるのが特徴です。



電源をつないで見るとスイッチも動作が不安定で、
VRもガリが酷く、音が出たり出なかったり、
これは交換したほうが安全です。


フェライトコアアンテナを外すと影の部分にネジが現れます。
このネジを外さないと取り外せません。


交換用のVR。

左下 ラジオに使われていたもの。
TRラジオ用のVRは多様で、まったく同じ物は準備できません。
似た下段中央のものを使おうとしたら、抵抗値が大幅に違います。
結局左上の物を使うことにし、加工しました。


VRを取り付けたところ。

ツマミをつける時になって、困ったことがわかりました。
ツマミを止めるネジが合わないのです。
このラジオは昭和35年の製造ですから、当然旧JISネジです。
新しくつけたVRのものはISOネジだった。
いやはや今度はネジ探しでした。
なんとか見つかって無事修理完了。

他は幸い大丈夫でした。






この当時の流行はロッドアンテナが取り外せることです。
皮ケースの下段にポケットがついていて、そこに収納できる仕掛けです。
中古品はこのアンテナが紛失したものが多いです。

続オークションによせてWH−829」もご覧ください。

 



2003年1月7日
2004年1月13日

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2006年8月5日よりカウント

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