ソニー トランジスターラジオ ICF−110Bの修理

音量調整で0から急に音が出るICFー110Bの修理(2014年9月11日)

音量が0にはなるのですが、極く小さく出来ない現象です、それと音量の変化が何となく変です。
我慢できない範囲では無いとは思うのですが、気にすれば何となくいやらしいです。
hehexxxさんから購入したラジオらしく、心配して持ち込まれたもの。
お掃除名人の出品者からの購入品ですから 掃除はバッチリです、但し調整は全くやられていませんでした。



分解してみると 音量調整用VRがやはり駄目でした。
テスターで測定すると0Ωから急に200Ωに急変するのです、これでは音量が極小さくはなりません。
結局 別の110Bから移植して修理しました。





こちらにも修理体験記があります

先日SONY製「ICF-110B」を条件(音でない)つきで入手したので、修理をお願いしたい。

不良内容
・電池にて電源は入る
・ランプは点灯する。
・メーターはFMでは電源ON時にかすかに動く。
 上記状況なので音が全く出ない。(ガリっとも言わない)


確かに電池で電源は入り、・ランプは点灯します。
・メーターはFMでは電源ON時にかすかに動くが、音が全く出ない(ガリっとも言わない)。

MPX端子にクリスタルイヤホーンを入れてモニターするも無音。

分解したICF−110B

確かに電池で電源は入り、・ランプは点灯します。
・メーターはFMでは電源ON時にかすかに動くが、音が全く出ない(ガリっとも言わない)。
外観は今まで見てきたなかでは極上といえるほどでしたが、
不思議なことにフイルムダイアルに傷があります。

MPX端子にクリスタルイヤホーンを入れてモニターするも無音。
イヤホーン端子に外部スピーカーを接続しても駄目、
この部分にクリスタルイヤホーンを挿入すると 雑音がかすかに聞こえる。
取り外してみるとスピーカーの断線でした。
取り付け寸法の関係で、別のICF−110からスピーカーを取り外して組み込みます。

故障箇所が複数あるようで、これだけでは当然動作しません。


フイルムダイアルにさらに傷をつけないようにカバーして調査。
スピーカーの後方に基板が見えます。
メーターはIF増幅のTRのコレクター電流を読んでいますので、
まずTR不良を疑って、IFのシールド板を取り外しました。
(写真は取り外してある)
TRの2SC710のコレクター電圧が極端に低く0に近いです。
TR不良を疑ったのですが、違いました。
回路の状態を全体的に判断して電源回路用部品の断線と判明しました。
ただ悪いことにシャーシ(黒いプラスチックの構造体部分)の下側に位置する部品です。
このままでは取り外しも組み込みも出来ません。
半田鏝が使えないのです。
結局 基板とシャーシを分解して、取り外し、やっと組み込みました。
配線をあちこち外さないと分解できません、復元する時困らないように準備してばらします。
部品の交換そのものは短時間で出来ますが、小さいな中に部品が詰め込まれているので、
準備作業に時間がかかります。



部品面の写真です。
今回の故障部品はバリコンの少し右側という位置でした。


基板を外すとこうなります。
使われているバリコンはアルプスのハイポリバリコン 最大容量340PFのもの。
ちなみにICF−5800も同じアルプスのハイポリバリコンが使われていますが、
最大容量が違います(250PF)。

無闇に分解すると元に戻せなくなります、ご注意ください。


修理完了し、工作机の上でJORFを受信。

手前は取り外したスピーカー。

ソニー ICFー110Bの修理

落下させたので ダイアルツマミが硬い がりが多い ダイアル目盛の狂いです。
分解し ダイアルがスムーズに動くように調整 目盛を合わせ ました。
前面から見たところです。



ケースに組み込んだ 背面





SONY IC−11シリーズ 

何故かこのラジオを見ると買ってしまいます。
我が家には 少なくとも10台以上有リます。
中身が細かいので 修理の引受を止めていたのですが、何とかしないと勿体無い感じもします。




スピーカーなど部品が欠品に なっていますが、これでも外部スピーカーをつなげば動作します。
動作確認用にしようと計画しています。


動作確認用 ICF−110

前面のシャーシ部分を切りとりました。
これで 高周波部分のパターンが ほとんど見えるようになりました。
必要に応じ 各部分で動作状態が観測できます。

故障の110と比べれば 悪い部分の切り分けに役立ちます。


別のICF-110

これも無音でした、調べてゆくとSメーターは正常に動作します。
しかし 全く 無音です。
@MPX端子にクリスタルイヤホンを接続すると音が聞こえます。
A録音端子にクリスタルイヤホンを接続しても音が聞こえません。
当然スピーカーから音が出ません。
BAUG端子にクリスタルイヤホンを接続し、イヤホン端子に外部スピーカーを接続すると、
反応があります(マイクを接続する形になるので)。
ということは AF用ICは活きていることになります。




スピーカーを外したところです。
この状態で試験します。



可笑しいと思いつつ スピーカーを見るとなんと配線に緑青が吹いているではありませんか、
それより 断線しています。
ラジオは此れまで沢山修理してきましたが このようなものは非常に珍しいです。



リード線だけかと表を見るとなんと ボイスコイルからの中継線部分もこの状態です。


どうしようもないので 修理を諦めました。
どこまで錆びているか調査しようと分解したのですが、うまく見つけることは出来ませんでした。

背面の画像です、電池の液漏れで 電池金具だけでなく シールド板の部分にもサビが回っています。
ただパターン面の損傷は無いようで ラジオ自体は正常に動作します。
サビの感じから 電池の液漏れが スピーカーの裏側まで回った様子が感じれれます。



さらに 別のICF-110

この110は電池の液漏れ跡も無く 正常に動作しました。
残念なことに アンテナの先端が折れてるので 正常なものに交換することにしました。
この機種の アンテナも先端が折れているものが多いです。




   ICF−111  ICF−110(B)
正面     
背面  


2007年9月25日
2012年10月10日:3,504 リンク追加。
2014年3月18日:4,587
2014年3月23日:4,883
2014年9月11日:5,548

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