シャープ 真空管ラジオ 6F−133の修理

シャープの5球スーパーです。
真空管は12BE6 12BA6 12AV6 30A5 19M3 12Z−E9(両開きタイプ)です。

 ラジオの修理を自分でやる方は真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。
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初歩的なことでも結構です、ただし他人が解るように書いてください(神様や占い師にするような経緯を省略した質問は返事不能です)。

当方に依頼される方はラジオ修理工房をご覧ください、こちらは有償です。
 




調べて見るとチュブラーコンデンサーは絶縁不良、真空管は12BE6と19A3が駄目でした。
マジックアイも 蛍光面は白いのですが、正規の100Vではとても暗いです。
シリコンで整流し200V 22μFで別電源を作ることにしました。
結果はなかなか好調です、画像参照ください。

配線は35W4のプレートからAC100Vを取り出し、シリコンで整流 200V 22μFのケミコンで平滑しただけです。
電圧は負荷が軽いので130Vでます、これで充分マジックアイを光らせる事が出来ました。
真空管の規格上は多少無理がありそうですが、光らないより 良いでしょう。

オリジナル回路の通り
B電圧は100V
35W4のカソードから直接とって有りました。
別電源
B電圧は130V
シリコンで整流し、22μFで平滑しただけです。
これで十分でした。

VRは音質(電源スイッチ兼用)と音量用ともにガリが酷いです。
音質用は分解して内部清掃して再利用しました。
音量用は交換しないと気になりますので、交換しました。
このラジオのツマミは特殊な「形なので、今までのVRの軸を切り取って先端に組み込む形で、再利用しました。
なかなか手間がかかります。

なおこの機種で短波の下側の周波数は残念ながらうまく受信できませんでした。
原因は不明です。
発振コイルを交換してみたかったのですが、出来ませんでした。
バリコンはOSC用にポリバリコンを組み込んでみたのですが、同じく駄目なので、バリコンが悪いわけではないようです。

修理完了時のシャーシ内部



右下のラグ端子にマジックアイ用のB電源を組み込んであります。


修理完了した、6F-133。



交換した部品


2011年5月13日





ラジオ工房修理メモ

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