サンヨーの単巻トランス（オートトランス）つきの５球スーパーです。
１２ＢＥ６ １２ＢＡ６ １２ＡＶ６ ３０Ａ５ ３５Ｗ４ ６ＺＥ１の構成です。
Ｂ電圧は単巻トランスで１３０Ｖに上げて、３５Ｗ４で整流しています。
この為出力も普通のトランスレスに比べれば大きいです。
修理前のシャーシ内部です。
修理後のシャーシ内部。
ケミコンやペーパーコンデンサー類をほとんど交換しました。
左端に マジックアイ用の専用電源を組み込みました。
これでマジックアイに供給する電圧が１８０Ｖになり、光るようになりました。
ラグ端子 シリコン整流器 ２００Ｖ 20μFのケミコンで作られています。
参考回路図は画像をご覧ください。
６ＺＥ１はもともとトランスつきのラジオ用です、新品の時は１３０Ｖでも十分光りますが、
古くなると 光りません。
最近はマジックアイが異常に高価になったので、このような方法もあることを参考にしてください。
使えなかったマジックアイが使えることもあります。
音量調整用ＶＲは交換したかったのですが、前面に表示板があり、
全く同じものが入手できなかったので 交換出来ませんでした。
一度 取り外して、分解し接点復活剤を塗布して何とか使えるようにしましたが、
寿命はわかりません。
今回交換した部品です。
ブロック型のケミコンの交換は想像以上に大変でした。
マジックアイ用のＢ電源を独立させました。
このように変更することで、光らなかったマジックアイが十分実用的に使えるようになりました。
| ラジオの修理を自分でやる方は このホームページの他真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦！、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。 不明な点はラジオ工房掲示板に実名で投稿ください、修理ノウハウの提供は無償です。 初歩的なことでも結構です、ただし他人が解るように書いてください（神様や占い師にするような経緯を省略した質問は返事不能です）。 当方に依頼される方はラジオ修理工房をご覧ください、こちらは有償です。 |
2011年7月14日
radiokobo-all