一応受信は出来るが、マジックアイが全く閉じない現象がありました。
１７ＡＢ９ １２ＢＥ６ １２ＢＡ６×２ １２ＡＶ６ ３０Ａ５ １２Ｚ−Ｅ８の構成です。
このうち１７ＡＢ９を使ったものは比較的珍しいかも知れません。
所謂 Ｈｉ Fi 型で内部の配線は非常に込み合っています。
回路図も貼付されているのですが、色があせてよく読み取れません。
マジックアイが全く閉じなかったのは抵抗が高くなったことと、もう一つは断線が理由です。
修理後 箱に入れて受信してみると、どうもハム音が気になります。
再度分解して、平滑回路にケミコンを追加しました。
これで多少 静かになりました。
この種のHi Fiラジオは普通のラジオに比べ手間がかかります。
工数的には2倍以上かかるでしょう。
ＭＷ用にはバーアンテナが組み込まれています。
後ろ側から操作できるようにレバーで方向が多少可変できます。
置き場所によって、最大の感度になるように調整すると良いでしょう。
親切な設計と思います。
SW用にはアンテナ端子が設けられているので、ここから外部アンテナを利用してください。
FMは電灯線アンテナか、正式には外部アンテナを使用してください。
端子盤で切り替えて利用します。
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2011年1月18日
ラジオ工房修理メモ
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