ナショナル BX-130 真空管ラジオ修理体験記

受信できないBX-130の修理です。
ケミコンテスターで漏洩電流試験をしました、これは大丈夫でした。
しかし同時に出力管のG1の電圧を測定してみると、電圧が数Vでます、これではペーパーコンデンサーは絶縁不良です。
このラジオに使われている 全数を交換することにしました。


修理 直前のシャーシ内部です。
真空管は試験してOKでした、あまり使われていなかったのかもしれません。
ペーパーコンデンサーを全数交換後 動作試験をしてみると VRにガリがあります。
このVRは切替スイッチ付の500KΩ A型です。
このVRは入手が難しいので、このまま使うかどうか悩んだのですが、せっかくですから交換することにしました。

ON OFFスイッチ付の500KΩ A型 VRは現在でも入手できるのですが、この切替スイッチ付のものは入手困難です。
VRについては拙著 真空管スーパーラジオ徹底ガイドの84〜85ページに詳細に説明して有りますので、ご覧ください。
数少ない 手持ちのVRを使用することにしました。

上がオリジナル、下が交換用の新品。
軸が違いますので、工夫が必要です。
特に ローレット式(ギザギザ軸)のツマミがついていますので、オリジナルの軸が大切です。


内径6mmφのアルミパイプとオリジナルのVRから切り出した軸を使います。
長さは接続した時に オリジナルの長さになるように切り取ってください。


エポキシ接着剤で固定したところです。


パイロットランプの配線がぼろぼろです、今にも被覆が取れそうなので、これも安全のために交換しました。

この他 ACコードもプラグの接続がぐらぐらだったので、ネジを締めなおししました。

今回 取り外した部品です。





修復したラジオのシャーシ内部です。
アンテナリードも短かったので、数mのビニール線を接続しました。



動作試験中のBX-130
ダイアルの 下側に調整用の目印がつけてあります(下側 水平になった部分)、
なかなかの親切設計です。

IFTを455KHzに調整 目盛りあわせ、トラッキング調整(周波数の高い部分)をして終了です。




キャビネットに組み込んだところです。


動作試験中のBX-130.

BX-130 回路図

裏蓋に貼り付けられていた配線図です。
このほか ダイアルの糸かけ図もありました。

PUに切り替えた時 検波管のプレートをアースする仕組みになっています。
この動作は快適です、このような配線にしないと、PU切替時ラジオが混入して困ります。



 ラジオの修理を自分でやる方は このホームページの他真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。
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初歩的なことでも結構です、ただし他人が解るように書いてください(神様や占い師にするような経緯を省略した質問は返事不能です)。

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2010年9月5日
2010年9月7日




ラジオ工房修理メモ

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