ダイアルの糸かけ方法

最近ダイアルの糸かけに関する質問が多いです。
ダイアルの糸かけは簡単なようで、ある程度器用さが必要です。
注意する部分を書き出しておきます。

@ダイアル糸は専用に作られたものを使う。
A適当なテンションが必要です、緩いと滑りますし、きついと部品が変形します。
ダイアルの糸かけはこのテンションをどの程度にするかが、気持ちよく動くかどうかの鍵になります
スプリングも忘れないように。
Bツマミのついた軸へは普通3回巻きつけます、方向はツマミの回転と指針の動きが同期する方向にします。
Cバリコンの固定は最初にやっておいてください、ゴムが劣化してバリコンが傾いている事があります。
D糸かけの方法はラジオ毎に異なります、オリジナルの状態を必ず、デジカメなどで記録しておいてください。
親切なメーカーの場合、「回路図とダイアル糸掛け図」がキャビネットに貼り付けられていることがあります。
無い場合は、自分で工夫して工作することになります、これは相当大変です。



ゴム足が劣化している場合、まずこれを修理してください。


オンキョーのOS−63に貼付されていたダイアル糸かけ図。
まず糸の一方をスプリングに固定、数字の順に糸をかけてゆきます。
軸には3回巻きつけます。
最後に7の位置で糸の最後の端をスプリングに固定します。
糸が緩まぬようにペンキなどで固定すると良いでしょう。

器用な方には簡単でしょうが、慣れるまで苦労するかもしれません。



ダイアルの糸です。
太さは真空管ラジオ用で0.6か0.7mm程度が適当です。
細いものは主にトランジスターラジオなどに使われます。


このような冶具を使うと、便利な時があります。
上が本来の糸かけようの工具で入手不可。
下が現在入手できる代用工具(本来はスプリング用)です。


糸かけの例。

機種ごとに異なりますので、糸かけ図が無い場合は自分で工夫する必要があります。


東芝 かなりやVの糸かけ図


東芝 かなりやQの糸かけ図。


糸かけの工夫 ラジオ工房掲示板の書き込みから

上杉
さん
糸を掛ける作業中、常に引っ張っていないと糸がプーリから外れてまた一から掛けなおしと言う悲惨な目に会う事が度々ありました。
そこでプーリに糸を掛けたらセロテープで何箇所か仮止めしておきます。
溝の山にテープを渡せば糸も自由に動きますし糸も溝から飛び出しません。
アイドラープーリも同じようにすれば、簡に糸掛けが出来ます。
勿論最後のスプリングに結び終えたらテープは捨てます。
田中/8 さん 一通り糸をかけて長さを確認し、印をつけたらスプリングのテンション分縮めて結んでかけるのですが・・・

   


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初歩的なことでも結構です、ただし他人が解るように書いてください(神様や占い師にするような経緯を省略した質問は返事不能です)。

当方に依頼される方はラジオ修理工房をご覧ください、こちらは有償です。
 

2007年7月11日




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