日本ビクター 6Rー75 

修理をしようと分解したのですが、費用がかかりすぎるので諦めました。

試験した結果
スピーカーは電磁型ですが、フィールドコイルが断線しています、出力トランスももちろん断線しています。
トランスの方は新品が入手できるので良いのですが フィールドコイルはそうは行きません。




分解は 実際大変でした。
実はツマミが抜けないのです、中央のツマミのネジが無くなっていて、差し込み式に改造されていました。
そんなことは判りませんので、いやはや 苦労しました。




スピーカーの配線です。
元に 戻せるように写真をとっておきます。
ただフィールドコイルの巻き換えは コイルをどう外すか考えておく必要があります。
固定ネジがコーン紙側にあるので 簡単に外せない可能性があります。
電源コードは途中で切断されてありません。
外部コードを接続して 通電しましたが スイッチが不良のようで 駄目です。





ダイアルの糸掛けです、この部分は外れていましたので 糸掛けを含めやり直しです。



真空管を試験してみました。
整流管80は劣化が酷いです、交換したほうが良いでしょう。
その他の真空管は劣化はあるが 動作する範囲です。

電源トランスを調べてみたら じれは電圧が正常に出ていました。
電源チョークコイルは 試験できませんんでしたが 多分断線しているでしょう。

トランスの入力端子に電源を入れてみると 電圧は正常に出ました。
電源トランスは使えるようです。

バリコンと真空管の間の円筒形のものはコイルと思われます。
これは試験してありません。



シャーシ 内部 写真下側の太い円筒状のもの2個はIFTです。
これは分解まではしていません。
コンデンサー 抵抗類は経験上 交換する必要があります。

電源スイッチは特殊な3段スイッチでこれも不良です。
スイッチつきVRは試験していませんが 交換するしか無いでしょう。




超高級機であり 修理は可能ですが、費用がかかりそうなので 持ち主と相談して 修理はやめることにしました。
スピーカーのフィールドコイルが生きていると 良かったのですが 、これが断線していると費用がかかります。
2014年1月29日

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