真空管ラジオの修理 ナショナルE−330

ナショナルのmT管ラジオが修理にやってきました。
@音量が下がらない。
Aピー音がする。
と言う事でした、早速分解しました。
型どおりまずケミコンのテスト、結合コンデンサーの絶縁テストをしましたが大丈夫です。
真空管も試験しました、すべてOKでした。
通電してみると なるほど音が小さくなりません。
調べてみるとVRの不良でした。




コンデンサーは何個か半田を外して調査しましたがOKでした。

VRの抵抗体の不良か時々この様に音が絞りきれない事があります。
同じVRを捜すのは至難ですが、たまたま互換性のある新品が1本だけありました。



上 新品のVR
下 不良のVR


交換ついでに分解してみました。
テスターで抵抗体を測定してみましたが、最も絞っても100KΩくらいありました。
これでは音が小さくならないはずです。
抵抗体そのものがやられているので、スライド部分をずらせても回復しません。



電源コードが途中で接続されています。
シリコンか何かで被覆されていますが、気持ち悪いので、
手持ちのコードと交換する事にしました。


IFTも455KHzに調整しました。
ピークが弱いようなので、Qが落ちている可能性はあります。
またトラッキング調整は非常にやり辛い方式でした、厳密に言えば調整部分が1部分省略されています。
MWの発振側は低 高とも調整可能ですが、SWは周波数の低い方は変化できません。
トリマは4個準備されていますので高い方は全て調整可能です。
MWのアンテナコイルは可変できず、SWはコイルの自体で調整。


短波のアンテナコイルのインダクタンスの可変はコイルの中の線を動かして調整する、
可変範囲は狭い。


動作試験中。
依頼者から言われていたピー音は感じられません。
あるいは依頼者宅に妨害源があるのでしょうか?。




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2003年9月22日

2005年8月16日移転

2006年6月24日移転

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ラジオ工房修理メモ


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