真空管ラジオの修理 ナショナル AX−340(作業中)

自分で分解して清掃したら、ダイアルの糸も外れてしまったと言うラジオが修理にやってきました。
ダイアルの糸を切らずに、良くここまで分解したと感心しました、よほど器用な方ですね。
ただ復元は嫌らしいので、ダイアルの糸は触らないようにお願いします。
普通 ナショナルのラジオには糸掛け図と回路図が貼り付けてあるのですが、残念ながら清掃時 取り除いたのかありません。


結局 試行錯誤でなんとか元通りにする事が出来たようです。
オリジナルはどうなっているか不明なので、なんとも言えませんが、
正常に動作するので、良しとしました。

通電してみると音声が出ます、
ただVRの酷い故障で、交換しないと試験すら出来ない状態でした。


昔のVRと最近入手できるVRは固定金具の位置が少し違います。
この為、シャーシに穴あけする必要があります。
部品が沢山ついたシャーシに穴あけするのは嫌らしいです。
何とか無事にあきましたが、実はこの後再度やり直しました。
配線の都合で、もう少し回転させた方が良い為です。


コンデンサー類は殆ど大丈夫でしたが、配線材料がひび割れしているのを発見。
パイロットランプの配線はショートすると高価な整流管は断線しますので、
交換する事にしました。

この時代のナショナルラジオの配線材は本当に酷いです。










作成時不明


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2006年6月24日移転

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