真空管ラジオの修理 ナショナル AS−350

素人整備で、AS-350のC R の交換を行いましたが、いざ通電を行うと、トランス、80Bk辺りから、スパークします。
トランスの出力電圧は正常です。
整流管を挿すと、異常となります。因みに、手持ちの整流管で試しても、NGでした。


ST管スーパーで2バンドのものは非常に珍しいです。
MWの他に6〜18Mcです。
古いタイプの2バンドです。
短波の受信周波数範囲はNSBが開局してから3.8〜12Mcが多くなります。








普通100〜200PFが使われている部分に3300PFとか1000PFが使われています。
なにか勘違いしたのかも知れません。

それと50V耐圧で大丈夫なAVC回路にも高価な630Vのものが使われています。
この部分は50V耐圧で充分です。
(6ZDH3Aのグリッド回路の0.01μF、AVC回路の0.05μF 100PF×2個)
出来るだけ安価に修理したほうが良いでしょう。
TRラジオ用の50V耐圧のものは安価です。
ただ12Vとか25Vのものもあるので、確認して購入ください。
50Vと書いてあるか、容量表示の下に横棒が引いてあるのが50V耐圧の印です。


抵抗も間違ってつけられていました。
カラー表示のものは間違いやすいので、テスターで確認しながら組み込んだ方が無難です。






「こだわりの真空管ラジオ作り」にはカラーコード表が有ります、
参考にしてください。









アンテナコイルが断線していました。
取り外してみると端子の部分でしたので、磨いて再度半田つけをして、組み込みました。
コンデンサーなどの部品を交換した時、端子が動いてその為断線したと思われます。
端子がぐらぐらしていますので、エポキシ接着剤で念のため固定しておきました。

この故障は見つけにくいので、コイルの配線を動かすときは十分注意したほうが良いでしょう。


42のカソード回路のパスコンに450v 10μFが使われています。
これは勿体無いので、50V耐圧のものに交換し、
余ったものはB電源回路に使ったほうがハムも少なくなるので結果的には良いでしょう。
(この部分は変更してありません)

このラジオはアンテナが必要です。
少なくともアンテナ端子に数mのビニール線は接続してください。

 ラジオの修理を自分でやる方は このホームページの他真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。
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修理のノウハウや資料については下記の書籍をご覧ください。

真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!をご覧ください。

2006年10月13日




ラジオ工房修理メモ

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