真空管ラジオの修理 テレビアン (TELEVIAN) 5P-15球スーパーの修理体験記


使われている部品に昭和29年の表示があるので、
このラジオは昭和29年頃、mT管トランスレススーパーの出始めの頃の製品です。

ケースが木製と言うのも苦労がしのばれます。

12BE6 12BD6 12AV6 35C5 35W4.





修理前のシャーシ内部。


コンデンサー類は殆ど交換しました。
ブロックケミコンも駄目でした。

バリコンの上にトリマがありません。



修理後のシャーシ内部。
VRも新品に交換しました。
トランスはパイロットランプ点灯用。


バリコンの上にトリマが無いので、捜すと下側に組み込まれています。
この様な形ははじめて見ました。

ただ困った事に調整しようとしたら1個(写真の下側)のネジが無い事を発見。
別のネジを組み込もうとしましたが、上手くゆきません。
仕方無く、バリコンの上にトリマを組み込む事にしました。




バリコンの上に組み込んだトリマ。


木製のレールの間をシャーシをスライドさせる仕組み。

このラジオはmT管トランスレススーパーの初期の製品の為か、苦労の跡が見られ、決して素晴しい出来とはいえないが記念碑的製品と言えるかもしれない。

 ラジオの修理を自分でやる方は真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。
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2006年1月18日

2006年6月24日移転

修理のノウハウは「真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!」をご覧ください。




ラジオ工房修理メモ

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