BCLラジオの修理についての質問の返事(仮)    

名古屋市の方からこんな質問を頂きました。
メールで返事したのですが、返送されてきますのでここに掲載してご返事とします。
(BCLラジオの修理や調整方法の質問はご遠慮ください)


BCLで検索して、HPを拝見させていただきました。古いラジオのページなど大変なつ
かしく思い各機種の修理や調整なども大変勉強になりました。

私も30年程BCLラジオをいじっておりスカイセンサー5900、クーガ2200、プロシード2600など現在も現役で使用しています。
専門家ではありませんが時々自分で調整や修理も何度かしました。
ジーガム404のクリスタル端子にバリコンを接続して簡単なスプレッドダイヤルを作ったこともあります。

ところでクーガー2200なのですが、購入当初(21年前)よりスプレッドダイヤルの周波数読み取り精度に問題があり
何度調整しても125KHzマーカの間隔が160K幅になったり100K幅になったりして等間隔になりません。
ダイヤル上ではSW2の8Mと12は+-10KHz以内に会わせたのですが中間の10Mの位置が相当ずれます。
このためか12M付近ではマーカの間隔が100K以下になり、実用になりません。
これはバリコンの容量曲線の問題でしょうか?この機種は中間カーブを調整するコア又はトリムがあるのでしょうか?

故障ではないので修理にださずに時がたってしまいました。
お忙しいと存じますが、アドバイス等頂けましたら幸いです。


@バリコンの容量曲線の調整をするのはまず不可能と考えた方が良いでしょう。
真空管ラジオ時代の大型ならともかく、小型の周波数直線型バリコンは
むやみにいじると取り返しのつかぬ事になります。
Aマーカーの100KHz 160KHzの件 恐らくこれは故障だと思います。
現物を見ないと何とも言えませんが、小生の想像では調整で元に戻るようなレベルでは無いと考えます。
修理は物理的(分解の作業が)に大変で、諦めた方が良いと思います。
(時間が有れば挑戦したい気持ちはあるのですが、小生もお引き受けできません。)

2001年11月7日
2001年11月20日修正

2006年6月26日





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