日立 サージラム KH−2100の修理 


久しぶりに KH−2100の修理をしました。
この機種は資料(回路図 パターン図)も無いので、修理はしたくないのですが、元勤務先のラジオですし、
何とかしようと取り掛かりました。

なお会社では同期入社の友人がかかわっていた可能性は0ではありませんが、小生は無関係です。

分解してみると 自社生産のラジオでは無いようです。
使われている半導体もサンヨーですし、構造がなんとなくサンヨーのRP−8700に似ています。
多分台湾のメーカーに委託して生産したのでしょう。

修理は手間がかかるので、引き受けたくないラジオの1つです 修理依頼は出来るだけ遠慮ください。
回路図などお待ちでしたら ぜひ提供ください。


裏蓋を開けてみるとRF部分とAF部分に基板が分かれています。
サービスマニュアルがあれば分解は容易な構造のようですが、無手勝流で分解するのはいささか大変でした。
音量が絞れないという欠陥があるので、どうしてもAF基板は外す必要があります。

結果的に判ったのですが、工作精度が多少悪く、無理しないと基板が外れない構造でした。
基板が割れるかと思うほど力を加えないと外れませんでした。
判ってしまえば何だと言うことになるのですが、ずいぶん悩みました。




AF基板を取り外したところ。
音量調整用VRの残留抵抗が5%ほどありました。
これでは 音量が絞れないはずです。



アルプスのVRが使われていますが、交換用のものは見つかりません。
大騒ぎして 半日かけてやっと交換可能と思われるVRを見つけました。

軸の寸法が少し 短いのですが、ツマミが深いので何とか使えそうです。
贅沢言っても仕方が無いのでこれに交換する事にしました。


ダイアルのツマミも回転が硬いので 分解してみました。
グリスが減っていて 動きにくいようです。
ただ5800のようにここからさらに分解してベアリングレベルまでにすることは諦めました。
うかつに分解すると元に戻せなくなります。

なお文字盤を外す時 ストッパーの位置を確認し、元に戻せるよう配慮して行うことを薦めます。
うかつに外すと元に戻す時時間の浪費になります。


なお目盛りが狂っているので 再調整です。
これから この機種の調整をやりたい方のために調整箇所の位置を図示しておきます。
なおIFも狂っているので調整は忘れないように。
今回の調整でSW2のRFコイルがコアが固着して 完全には調整できませんでした。
無理をするとコアが割れるので ある程度のところで妥協です。


2017年7月13日








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