RF−1130の修理

その3(2016年11月14日)

この機種はダイアルフイルムが飛散する持病があります。
手持ちの 1130からダイアル機構を抜き出して修理していましたが、手持ちも少なくなったので(予備が1台見つかったが)、
ダイアル機構の修理に挑戦しました。
いろいろ工夫して なんとかダイアルメカの修理ができました。

下記画像は フイルムが跳んだ 1130です。



分解してみるとこんな感じになります

右端に ばねが組み込まれた ギヤがあり このばねを固定する部分が簡単に折れるのです。
画像をご覧ください。




構造体を 裸にしたところです。



欠けたところを修復して 補修しました。
構造上 耐久性を持たせるのに 苦労しました。

修復後の ダイアル駆動機構



組み込んだ裏側




正面の画像 短い室内アンテナで ラジオ日経を受信しているところです。




その2(2014年9月18日)

ダイアルが動かなくなったクーガ113の修理です。
この機種は注意しないと簡単にダイアルが壊れます。


フイルムダイアルの右上部分の破損でフイルムの動きが止まります。
この修理は 別の113から移植して修理します。

画像で見ても判るように非常に華奢にできています、簡単に壊れますのので、
分解時は十分注意してください。
 壊れた ダイアル駆動ドラムの軸    非常に簡単に壊れます。
これは設計不良に近い 困った構造です。
 正常なドラムの軸    バネの力でフイルムを引っ張る働きをします
 (フイルムにテンションをかける働き)
先端部分は細いので 少し無理をすると割れてしまうのです
113の裏蓋を開けたところ 画像の下側に 今回壊れた部品も写っています。


ロッドアンテナでラジオ日経を受信しているところ、 斜めに立てただけで 伸ばしてはいません。
高感度です。



なんとか移植用の113が見つかって良かったです。
探すのに えらく苦労しました、次回 以降は修理が難しいと思います。
皆さんこの機種の修理は十分注意してください。

RF−1130の修理

感度が悪いというクーガ113の修理です。
気軽に引き受けたのは良いのですが、到着して 吃驚 ダイアルフイルムがありません。



分解したところです。
この機種はBCLラジオ博物館1にも記載のようにダイアル機構が壊れると修理が大変なのです。
画像の×印の部分が簡単に壊れ、この部分がバネを固定する仕掛けなので、修理できないのです。
メカ部分を移植するしか対応方法は有りません。



依頼主はダイアルフイルムは使っていなかったようですが、修理して 調整するにはダイアルが無いとどうしようもないのです。
仕方がないので 無理やり ダイアルフイルムを組み込みました。
調整時用のつもりで組み込みましたので、耐久性は保証できません。




感度不良は断線や部品の不良など複合したものでした、TRなど壊れそうなものを順次交換して、やっと4個目で解決しました。
中途半端な感度不良は見つけるのが嫌らしいです。
配線図とにらめっこして 気長に対応するしかありません。

修理完了後の113です、アンテナも先端が折れていましたので、キャップを被せてあります。




2012年9月23日
2014年9月18日:1,268 その2を追加。
2016年11月14日:2,681 その3を追加。








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