壊れた ダイアル駆動ドラムの軸 | ![]() |
非常に簡単に壊れます。 これは設計不良に近い 困った構造です。 |
正常なドラムの軸 | ![]() |
バネの力でフイルムを引っ張る働きをします (フイルムにテンションをかける働き) 先端部分は細いので 少し無理をすると割れてしまうのです |
感度が悪いというクーガ113の修理です。
気軽に引き受けたのは良いのですが、到着して 吃驚 ダイアルフイルムがありません。
分解したところです。
この機種はBCLラジオ博物館1にも記載のようにダイアル機構が壊れると修理が大変なのです。
画像の×印の部分が簡単に壊れ、この部分がバネを固定する仕掛けなので、修理できないのです。
メカ部分を移植するしか対応方法は有りません。
依頼主はダイアルフイルムは使っていなかったようですが、修理して 調整するにはダイアルが無いとどうしようもないのです。
仕方がないので 無理やり ダイアルフイルムを組み込みました。
調整時用のつもりで組み込みましたので、耐久性は保証できません。
感度不良は断線や部品の不良など複合したものでした、TRなど壊れそうなものを順次交換して、やっと4個目で解決しました。
中途半端な感度不良は見つけるのが嫌らしいです。
配線図とにらめっこして 気長に対応するしかありません。
修理完了後の113です、アンテナも先端が折れていましたので、キャップを被せてあります。
2012年9月23日
2014年9月18日:1,268 その2を追加。
2016年11月14日:2,681 その3を追加。
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