RF-2200用FMチューナー基板の不思議な故障


radiokobo-all
FMが突然受信しなくなったとのことで、到着時は正常に動作していましたが、
何時までも故障するのを待てないので、取り外してみると、前に誰かが分解した形跡があります。


基板の裏側に貼られている発泡スチロールが取り外されています。
誰かが修理をしようとした形跡です。

回路を追いかけてゆくと、コイルの足に+電圧が出ます。
普通は0のはずです。



天ぷら半田と思い、拡大鏡で見たのですが、大丈夫のようです。
最後の手段で 半田を外してみると、リード線がずるずると出てきます。


まさかと思ってコイルを外すとこのとおり。
これだけ太いリード線が外れるとは想像外でした。

判ってみればなんだと言うレベルですが・・。


新しくリード線をつけて完成。



組み込んで修理完了。
矢印の部分で半田付けが外れていた。
ただリード線が太いので、一旦接触すると 正常に動作する。
温度変化で接触が離れても、翌日になるとまた接触するという繰り返しらしい。

普通はこの部分を触ることは無いので、別の故障を修理しようと分解したのではと想像されます。
この2200を整備した人はここまでやるとすると、手馴れている感じはします。

2008年3月14日