ラジオの修理と言うので 質問したら電蓄と言うでは有りません、お断りしたのですが 機械の部分だけでもと事で預かりました。
受信で 一時正常に動作したが、短時間で 聞こえなくなったとの事。
これが 判断の間違いになろうとは。
外観は 電気蓄音機で 例のごとくの配置です。
最初は 奇麗に組みたたてあるなという気分でした。
これが 第2の間違いのもと。
半田付けや 配置の立派です。
プロの配線がしてあるなと 思った程でした。
最初は 全部で1瞬でも 動作したというと言う言葉に 騙されました。。
まず 真空管です。
6ＷＣ５ ６Ｄ６ ７６ ６Ｄ６ ２Ａ３ ８０では 動かないぞ・・・。
それでも まだ 全部が丸ごと動いたとの言葉を信じていました。
それに２Ａ３は半分呆けてる。
それに配線の具合から ６ＺＤＨ３（６ＺＤＨ３Ａでは無い）が 組み立て時に使われ
その後６Ｄ６にすり替わった物だと推定。
これでは一瞬でもラジオが聞けるはずがない。
到着して ４時間が経過すると 怪しいことが判ってきました。
ラジオは無理と判明しました。
状況を説明すると 依頼主は せめて蓄音機として 働かせたいと言うでは有ませんか。
ここで 回路を詳細に追いかけて行くと 76はスルーで ヒターだけ配線 してあります
（ヒターだけ点灯）他は無配線。
２Ａ３ は直接６ＺＤＨ３と思っていたが 駆動できなぞ。
結果的に ＰＵ接続だけで音質調整が出来る仕組み。
しかし その後が 接続されていないので 結果的に無駄。
以上が 修理の概要です。
酷い目に合いました、最初 ?一瞬でも動いたに 引きずられて半日以上も損をしたわけですから。
これで 頂いた 料金は６，０００円です、他に送料。
騙せれたのが悪い典型ですね。
騙せらた 典型と言えば 黒田さんの詐偽でしょう。
箱 と使え無い真空管１本（３本は使えない）が送られてきました。
それを 苦労して 組みたてました。
送料を含め ９７，０００円をだまし取られました。
年寄りだと思って居たのに 実は20才代の若者でした。
ナス管 3本を 含め ソケット（100年前の製品ですから ソケットの 脚の部分まで 1本ずつ磨きました 整形もしました）
如何しても 駄目なものは新設しました。
トランス は内部を入れ替えて 使えるように しました。
レオスタット（電源の調整用抵抗器）は新しいものに変えました。
電源部 は有りませんので バッテリ代用品を設計 新設しました。
これで 1円足りとも 頂いて居ません。
良い勉強になりました。
ラジオ工房修理メモ