ビクター真空管ラジオ  5A−27の修理体験記

「ビクター 5A-27」というモデルの様です。
先日、購入したラジオなのですが電源も入り、感度も良いかと思われるのですがボリュームが不良で、
電源と兼用の、ボリュームつまみ音出し最小の位置でもかなりの大音量で、それ以上、音量を小さくする事ができずとても屋内で聴くことができない状態なのです。

早速 分解してみました。
VRの残留抵抗を測定すると35KΩです、全体は500KΩが700KΩに変化していました。
スーパーの増幅率は高いので、これでは 音量は絞れません、大きな音が出るだけです。


動作試験中の5A−27.

裏側の様子。



側面の写真です。



取り外したVRと新品のVR(下側)。
ただ軸の長さが異なりますので、オリジナルの軸を切断して、
新品に接続して利用しました。



ペーパーコンデンサーも沢山使われていました。
何とか使えそうな範囲ですが、この際安全を見越して4個交換しました。
ビクター 5A−27の回路図。



2009年7月20日


radiokobo-all






ラジオ工房修理メモ