ヒースキットのQメーターです。
Qメーターは測定するコイルの共振回路に非常に低い抵抗(例えば0.04Ω)を直列に入れ、この部分に発振電圧を注入、
コイルに発生した電圧を真空管電圧計で測定します。
周波数特性の良い抵抗の製作が昔は難しかったし、注入電力が必要でした。
このキットは容量分割法を用い、簡易的にQが測定できるように改良した物です。
確認したわけでは有りませんが、デリカのQメーターも同じ方法と思われます。
回路図では0.005がこれに相当します。
なお浮遊容量がありますので、校正用バリコンの最大容量までの測定は出来ません。
自作する時は最大容量500PF程度(2連をパラに接続)のバリコンにしたほうが良いでしょう。
こうすると430+トリマのバリコンの容量を測定するのに便利です。
発振コイルも必要な部分のみ作ればよく、430KHz〜1800KHzくらいの1バンドでも結構役立ちます。
2005年3月17日解説文追記。
2006年6月21日
2006年8月5日よりカウント
radiokobo-all