サウンドナナハン RP−750Fの修理に挑戦。

 電源スイッチが折れています。
ロッドアンテナが根元から折れています。

外観は比較的綺麗ですが、分解してみると内部のボスが折れていたり、ダイアルフイルムがずれています。
素人が分解し 修理しようとしたようです。


アンテナリードも途中で切断されています。



ダイアルフイルムのずれは修正しました。
折れたボスのうち1箇所は接着して修復しました。

通電してみるとFMとSWのみ受信できます。
MWは局発が働いていません、外部から信号を入れてみると正常に受信します。



この機種のRF部分はFUと言われる部分でサブシャーシに組み込まれてメイン基板にさらに組み込まれています。
不具合の場合 ユニットごと交換する仕掛けです。
MWの発振不良はOSC(発振コイル)かパディングコンデンサーの不良でしょうが、
修理に手間がかかるので、残念ながら 諦めることにしました。
画像左側がRF 右側がIFモジュール部分。

ユニットを取り外し さらにそれを分解して修理することは原理的に可能ですが、
手間を考えると止めた方が無難と思います。 
スイッチやアンテナもついた完動品を購入するより 割高になります、これでは修理の意味ありません。
なおサウンドナナハン系のラジオにはこのFUが使われていて、交換して修理した経験があります。
比較的壊れやすいようです。



念のため アンテナ部分を配線し、さらに アンテナリードを引き出しておきました。
これでFMとSWの受信ができます、調整はしてありませんので ご了解ください。


2013年1月13日








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