BCLマニュアル原稿(2007年1月3日)

赤塗りの部分は原稿修正しました。

修理法原稿作成中2007年2月12日
                2007年2月23日

2007年2月5日
2007年2月6日
松下
クーガ2200   RF―2200

ナショナル RF−2200 クーガ2200
受信周波数が直読できる、当時としては夢のようなラジオ。
ソニーのスカイセンサー5900に対抗するために開発された。
製造後30年経過した今でも実用的に使用できる。
使ってみて無性に楽しい。
アナログ時代のBCLラジオの最高傑作の一つであり、これ以降はデジタル表示のラジオが主流になる。
これだけ楽しめるラジオは今では作れないと思われる、素晴しい。
クリスタルマーカーが付いており、周波数直線型のバリコンと合わせ、これで10(5)KHzまでメインダイアルのみで
短波受信に必要な10(5)KHz単位で周波数が直読できるのが特長。
デジタル表示のラジオでは当たり前の機能だが、当時の技術としては画期的。
クリスタルマーカーは125KHzと500KHzの2種で、500KHzのSWはダイアルロック機構と連動している。
ダイアルは微動、速動が切り替えられる。
短波は第1IFが1,985KHz、第2IFが455KHzのダブルスーパー。
SW1とSW2の第1局発は共通で、6MHz〜10MHzを発振。
上側ヘテロダインでSW1を、下側ヘテロダインでSW2を受信する。
SW3とSW4、SW5とSW6も同じ仕組みになっている。
RF回路は各バンド毎に準備されている。
単同調でQは比較的高いが、同調回路が一つなので、イメージが比較的出やすい。
(RF増幅されているが、2連バリコン使用で段間は非同調)
別売のアンテナカップラーを使うと良い結果が得られる可能性が高い。
ジャイロアンテナのコイルのQは300くらいあります、再調整するとMWも見違えるほど感度が良くなります。
逆に調整がずれると感度低下が激しいです。
中波の周波数もマーカーはありませんが、調整すればほぼ10KHz単位で読み取れます。
夢を現実に購入できる価格で実現してくれたラジオといえる。
このラジオの電気的故障は比較的少ないが、製造後30年経過しているので、スイッチ類の接触不良と調整のずれは多い。

ジャイロアンテナの起立不良とロッドアンテナの破損という機械的故障は比較的多い、ツマミの欠品も多いの購入時注意した方が無難。

このラジオは製造時期で外観 内部とも少し異なります。
大きく分けて初期タイプ(無印) 中期タイプ(A印) 後期タイプ(B印)が有ります、性能に差はありませんが、回路や部品配置が少し違いますので修理や調整じは要注意です。
初期タイプにはさらにMWの目盛りが細いものと、20KHz間隔で刻んだものが有ります。

受信周波数

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1 4〜8MHz
SW2 8〜12MHz
SW3 12〜16MHz
SW4 16〜20MHz
SW5 20〜24MHz
SW6 24〜28MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW 455
        SW 1985KHz(第1IF) 455KHz(第2IF)
受信感度  FM 1.6μV(SN 30dB)/50mW
       MW 14μV/m/50mW
       SW1 0.9μV/50mW
       SW2 0.5μV/50mW
       SW3 0.5μV/50mW
       SW4 0.7μV/50mW
       SW5 0.5μV/50mW
       SW6 0.5μV/50mW

実用最大出力 2.2W
消費電力 7W(AC時)
スピーカー 8cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子付き
電源 単1 4本またはAC100V。
形状 31.8cm(横) 18.8cm(高さ) 10.0cm(奥行)
重量 3.4Kg(電池とも)
定価  34800円 (1976年発売)

ソニー
スカイセンサー5900 ICF−5900

ICF−5900 スカイセンサー5900
ソニーのアナログ式BCLラジオの最高傑作機。
スカイセンサーシリーズの代表 的な機種。
クリスタルマーカー付きで10(5)KHz直読をうたい文句に売り出れた。
この機種は今使ってみても充分実用になる。
アナログ時代のBCLラジオの最高傑作の一つであり、これ以降はデジタル表示のラジオが主流になる。
このラジオが売れなくなるのと時期をほぼ同じにして、異常人気のBCLブームも終焉に向かった。
BCLラジオでは最も人気が高い。
短波はダブルスーパーで第1IFは10.7MHzのFM用と共用している。
非常に巧みな構成で、IFが高い周波数なのでイメージに気がつきにくいが、結構イメージはある。
残念なのは10〜11.75MHzのIF近辺が受信できぬことだ。
IFはFM用を共用している、使用されているセラミックフイルターの中心周波数が微妙に異なる。
これはSWの第1IF用として比較的広い通過帯域を持つフイルターの入手難が原因のようだ。
全機種が厳密な10.7MHzのIFでは無いので要注意。
第2局発を中心周波数に対し±150KHzだけ可変させて、メインダイアル+サブダイアルで周波数を直読している。
フイルターの特性上両端の周波数で減衰があり、感度が落ちる。
さらに経年変化もあり、サブダイアルの+側で感度低下したものが多い、これは再調整すれば改善する。
中古品の場合、メインダイアルの読みが200KHz程度ずれている事が多い、これも再調整で改善する。
ただ無責任に調整したものも出回っているので、購入時数局受信して周波数が正確か確認した方が無難。
物理的破損はアンテナの折れ、電池蓋の紛失を除いて少ないが、電気的故障の多いのがこの機種の特徴。
中古品はそのままでは周波数読み取り誤差が大きく、感度も低下していることが多い。
トランジスターの劣化で突然雑音が出たり、動作不良になったりする事が比較的多いが、これは修理できる。
カスタムICも使われているが5800のICと異なり、故障の確率は非常に低い。
BCLラジオでは最も人気が高い。

受信周波数は

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1 3.9〜10MHz
SW2 11.75〜20MHz
SW3 20〜28MHz


中間周波数 FM 10.7MHz
        MW 455
        SW 10.7MHz(第1IF) 455KHz(第2IF)
 注)厳密には10.7MHzだけではなく、製造ロットによって少し上下する。 

実用最大出力 1.9W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子
電源 単1 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用100V。
無信号時電流(AM):  mA
形状 22.3cm(横) 23.4cm(高さ) 10.2cm(奥行)
重量 2.2Kg(電池とも)
定価 27800円 (1975年10月発売)

ソニー 
スカイセンサー5800  ICF−5800

ICF−5800 スカイセンサー5800BCLラジオのベストセラーと言って良いと思う、数十万台生産されたようで、中古市場で最も見かけるのがこの機種。
時代的にはBCLブームを支えた製品と言えるでしょう。
今から見れば機能的にあまり魅力は無いが、当時としては殆どの人が素晴らしいと感じた機種だ。
IFは455KHzのシングルスーパー。
それまでのラジオはSWの受信が4〜12MHzの一バンドだったのに、3.9〜28MHzの広範囲の受信が出来る。
さらに同調も微動機構、BFO付きなど短波受信機として必要な機能を備えている画期的受信機。
人気 実力とも備えた受信機です、沢山の人が主力受信機として愛用したようです。
この為中古の5800はダイアルメカが磨耗したものが比較的多いです、
購入する時はダイアルがスムーズに動くものを選んだ方が良いでしょう。
電気的故障も比較的多く、突然故障することがあります、カスタムICとトランジスターの不良が主な原因です。
なおカスタムICは低周波用で、新品の入手は困難です。
現時点での実用性は別にして、1台は手元に欲しいラジオでしょう。

受信周波数は

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1 3.9〜10MHz
SW2 10〜18MHz
SW3 18〜28MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW 455KHz
        SW 455KHz
受信感度  FM 1.26μV(SN 30dB)/50mW
       MW 13μV/m/50mW
       SW1 1.4μV/50mW
       SW2 1.4μV/50mW
       SW3 1.4μV/50mW
実用最大出力 4?W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
タイマー付き
電源 単2 4本またはACアダプター ACー9(6V)使用。
無信号時電流(AM):33mA
形状 20.1cm(横) 21.9cm(高さ) 7.7cm(奥行)
重量 2Kg(電池とも)
定価 18800円  (1973年4月発売)

ソニー
スカイセンサー5500 ICF−5500

ソニー ICF−5500

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz

FM送信機能付き。
それまでのイレブンシリーズのICF−1100Dにタイマーをつけて、まったく新しいデザインにした感じ、
従来のラジオにないデザインで昭和40年代中頃のBCLブームのきっかけになったラジオと言われている。

なおFM送信機能が付いていますが、実用的には使い物になりません。
この機種は衝撃を与えるとダイアルフイルムがずれる事があります、丁寧に扱ってください。
中古品でも比較的壊れていない事が多いです、電池金具が錆びている事が多いので注意しましょう。
中間周波数 FM 10.7MHz
        MW 455KHz
        SW 455KHz
受信感度  FM 1.26μV(SN 30dB)/50mW
       MW 17.8μV/m/50mW
       SW  1μV/50mW
実用最大出力 2.8W
スピーカー 12cm インピーダンス6.5Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
タイマー付き
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):31mA
形状 16.3cm(横) 20.4cm(高さ) 6.65cm(奥行)
重量 1.56Kg(電池とも)
定価 16800円  (1972年7月発売)

ソニー
スカイセンサー5500A ICF−5500A

ソニー ICF−5500A5500の改良型、NSBクリスタルなどが接続出来るようになり、このスイッチが上面に追加された。
クリスタルは背面にソケットがある。
大部分のものはダミークリスタル(端子を150Ωの抵抗)が挿入されている。
偶にNSBクリスタルが実装されている。
この場合、日本短波放送の受信が安定してできる。
なおダミークリスタルを入れないとSWの倒し方により、動作がおかしくなります。
第1と第2の切替は水晶の入れ替え、周波数はダイアル部分で調整。
またランプはメモリー式になり、一度押すと一定時間点灯する。
ミューティング機能も準備されている(FM受信用)。
カバー付きなのでわかりにくいが、正面の外観は殆ど変わらない、音質調整用のツマミが少し異なるのと、上面の右側SWレバーが3つなのが5500との違い。
なおミューティング機能は無意識にONすると、信号が弱い場合に無音状態になるので(これが目的だが)、
一瞬ラジオが壊れたかと錯覚する、無意識にスイッチを動かした時 慌てるので要注意

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


中間周波数 FM 10.7MHz
        MW 455KHz
        SW 455KHz
受信感度  FM 1.26μV(SN 30dB)/50mW
       MW 22.4μV/m/50mW (SN6dB時)
       SW  0.8μV/50mW (SN6dB時)
実用最大出力 2.8W
スピーカー 12cm インピーダンス6.5Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
タイマー付き
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):32mA
形状 16.3cm(横) 20.4cm(高さ) 6.65cm(奥行)
重量 1.6Kg(電池とも)

定価 17000円 (1973年11月発売)



ソニー
スカイセンサー5600 ICF−5600


ソニー ICF−5600ダイアル窓が丸型でユニークな形で人気が高い。
しかしBCL機としての機能はそんなにすばらしいとは思われない。
機能的にはICF−5500Aに殆ど近い。
5500Aにヌルランプをつけ、FM送信機能を取り外した感じ。
FM受信用としてはこんな楽しい機種は無い(ヌルランプの為?)。
中古品は良く壊れている、アンテナ折れ、ツマミ紛失、ランプ駆動回路不良、雑音、受信不良など。
人気の故か意外と入手難。
局部発振回路に水晶を入れて、安定に受信する回路を5500Aに引き続き装備している。
これは普通「NSBクリスタル」を接続して使う。
殆どの物はここにダミーが入れてある(ダミーが無いと受信できない)。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz



受信感度  FM 1.26μV(SN 30dB)/50mW
       MW 25.6μV/m/50mW (SN6dB時)
       SW  0.8μV/50mW (SN6dB時)
実用最大出力 2.5W
スピーカー 12cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
タイマー付き
電源 単2 4本またはACアダプター ACー9(6V)使用。
無信号時電流(AM):40mA
形状 19.2cm(横) 21.2cm(高さ) 7.7cm(奥行)
重量 1.7Kg(電池とも)

定価20500円 (1974年5月発売)

ソニー
スカイセンサー6000 ICF−6000

ソニー ICF−6000ユニークなデザインのラジオ、FMやMWを聞くのには良いが、短波はSメーターが無いのが寂しい。
元々は簡易防水ラジオだが、経年変化で劣化しているので、要注意。
ユニークな構造が災いしてか、調整する時不便なのがこの機種の困ったところ。
SW1 SW2とあるが、SW1は6MHz帯のバンドスプレッド。
デザインのせいか、人気が高く入手が難しい。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1 5.95〜6.2MHz
SW2 3.9〜12MHz



スピーカー 9.2cm インピーダンス8Ω
電源 単1 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):40mA
形状 35.2cm(横) 11.0cm(高さ) 10.3cm(奥行)
重量 1.8Kg(電池とも)

定価17600円 (1975年6月発売)


松下
クーガ7  RF-877

クーガ7 RF-877ソニーのスカイセンサー5500の対抗機種。
それまでのワールドボーイシリーズから、ミリタリールックとでもいえる外観に変更。
クーガの特徴で有るジャイロアンテナもついている、現在でも人気がある。
FMはTVの1〜3まで受信できるワイドバンドになっている。
更にFMは3連バリコンを使ったRF増幅つきになっている。
2200や5900でも2連バリコンなので、豪華回路だ。
同時代のスカイセンサーがFMは90MHzまでなのに比べ、これは親切設計だ。
タイマーつき。
NSBクリスタル用の端子がある。

この機種の故障は比較的少ない。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜108MHz
SW 3.9〜12MHz


中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN 30dB)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW 1.6μV/50mW
       

実用最大出力 2.6W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本。
形状 23.5cm(横) 21.3cm(高さ) 7.8cm(奥行)
重量 1.85Kg(電池とも)
定価18500円 (1973年発売)

松下
クーガ      RF−888

クーガの1号機で 正式には番号は無い、BCL受信機と言うより、音が素晴らしい受信機といえる。
TRラジオとは思われぬ良い音がする。
これはスピーカーの大きさも影響していると思う。
高感度 高選択度回路を使用した音質本位のラジオがコンセプト。
ACアダプター内臓。
赤と黒と青が有る、黒が圧倒的に多い。
マイクミキシング機構搭載。
このラジオは音質 音量 共に素晴しいので、屋外で作業する人が良く使ったらしい。
偶に 水濡れでスピーカー不良になったものを見かける、購入時要注意。

標準価格18,900円 昭和48年発売。


MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN 30dB)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW 2μV/50mW
       

実用最大出力 2.6W
スピーカー 16cm ダブルレンジ インピーダンス8Ω
NSBクリスタル端子 MPX端子 マイク端子 タイマー
外部アンテナ端子 無し
電源 単1 4本。
形状 22.8cm(横) 19.2cm(高さ) 7.3cm(奥行)
重量 2.4Kg(電池とも)

松下
クーガ101 (RF-1010)

クーガ101 RF-1010短波を6バンドに分割、短波の発振コイルが一つで全バンドをカバー、バンド数は多いが、ダイアルの目盛り合わせはやり難い。
これはバンドごとにコイルが無い簡易型の為だ
定価21000円  (1976年発売)

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1 3.9〜5.1MHz
SW2 5.95〜7.3MHz
SW3 8〜10MHz
SW4 10〜12MHz
SW5 12.5〜15.45MHz
SW6 17.5〜30MHz


クーガ101と101A
左 クーガ101(A)
右 クーガ101

スピーカーパネルが異なる。
注意しないと区別がつかない。
Aタイプもクーガ2200のAタイプと同じで、
型名にAがつくわけでは無い。
ケースの裏側に小さく刻印されているだけ。
(ケース内部にシールが貼られているだけのもある様だ)
恐らくVA版と思われる。
内部の回路も異なるようだが、厳密に比較はしていない。


松下
クーガ113 (RF-1130)
クーガ113 RF-1130

横長のユニークなデザイン。
デザインが災いしているのか、松下のラジオとしては保守性が悪い。
ファイン チューニングやNSBクリスタル接続端子も準備されている。
タイマーとMWの感度切り替え付き、ACアダプター内臓。
写真のごとくジャイロアンテナもついている。
1975年発売 23,900円

MW

525〜1605KHz

FM

76〜90MHz

SW1

3.9〜12MHz

SW2

12〜30MHz


この機種でダイアルフイルムが外れたものがあります、この修理は困難と思った方が良いでしょう。
軸のプラスチックの一部が折れたのが原因の事が多く、まず保守部品の入手は出来ません。

松下
クーガ115 (RF-1150)

クーガ115 RF-1150
120分のタイマー、ファインチューニング、BFO付き。
16cmダブルレンジスピーカー。
中央に大きなスピーカーを配したメタリック調のパネルが特徴。
中々魅力的なBCLラジオだ、音も良い。
バンドスプレッド機構もある。
NSBを安定に受信するためのクリスタル受信端子が準備されている。
外部アンテナ端子もある。
またSW2の下側が受信不能か感度が低い物、他のバンド内でも感度の低い部分が有るなど劣化したものが比較的多い。
ナショナルの他のラジオと比べ電気的故障が多い感じがする、故障修理は意外にいやらしい。
スピーカー不良も他機種に比べ多い、音が小さい、歪む場合、スピーカー不良の可能性が高い、購入は敬遠した方が無難。


受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 1.6〜3.9MHz
SW2 3.9〜12MHz
SW3 12〜30MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 0.5μV(SN 6dB)/50mW
       MW 15μV/m/50mW
       SW1 14μV/m/50mW
       SW2 2μV/50mW
       SW3 3μV/50mW
       

実用最大出力 2.2W
消費電力 7W(AC時)
スピーカー 16cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子
電源 単1 4本またはAC100V。
形状 24.6cm(横) 23.7cm(高さ) 10.0cm(奥行)
重量 2.5Kg(電池とも)

定価 26900円  (1975年発売)

この機種のジャイロ アンテナには2種類ある、右側のものの方が多く一般的。
前者はクーガ 2200と同じロットか、でも内部のアンテナコイルは115と2200では異なる。
不思議な事に、2200では半数近く壊れているのに、この機種で壊れているジャイロアンテナは比較的少ない。

  

追記
1)このラジオのBFO回路はバージョンにより2種類有ります。
初期のものはBFOの発振が弱い感じがする、SSBを受信するのは困難?。
ただ基板などは改良で 全部で4種類くらいある可能性あり、詳細は不明。
2)この機種は外観は殆ど同じだが、内部の機構部品が微妙に違うようだ、補修用の部品を入手する時は注意が必要。


松下
クーガ 118   (RF―1180)

クーガ118 RF-1180ダイアルは走行距離153mm、バーニアは20:1で短波の同調がし易い。
結構お金のかかった豪華な作り(中を開けて見ると良くわかります)。
ダイアルの走行距離が長いので、目盛りも詳細ですが、調整が微妙になり大変です。
ダイアルメカにフライホイールがついていて、通信機並みの仕掛け、
バンドスプレッドは無いが減速比が充分なので同調に不便は無く、操作感は素晴らしい。
FMは3連バリコン使用。
ジャイロアンテナはMWとSW1をカバー。SW2用に内部にバーアンテナが準備されている、これは固定。
これを見ても値段の高いことが理解できる(見えない所にお金がかけてある)。

受信周波数帯
FM 76〜108MHz(TV3まで)
SW1 1.6〜3.6MHz
SW2 3.6〜7.5MHz
SW3 7.5〜15MHz
SW4  15〜30MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1μV(SN 30dB)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW1 1.2μV/50mW
       SW2 1μV/50mW
       SW3 1.2μV/50mW
       SW4 1.4μV/50mW

実用最大出力 2.6W
消費電力 7W(AC時)
スピーカー 12cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子
電源 単2 6本またはAC100V。
形状 30.2cm(横) 21.1cm(高さ) 9.9cm(奥行)
重量 3.3Kg(電池とも)

定価42000円 (1974年発売)

松下
クーガ 118D  RF―1188

クーガ118D RF-1188118の改良型。
バンドスプレッド機構とBFOのピッチコントロールが出来る。
外見は殆ど同じだが、ピッチコントロールのツマミが2重ツマミになり、バンドスプレットは右側面についている。
中の作りはお金がかかっている感じがする。
メインダイアルは20:1とカタログに書かれている、確かにフイルムダイアルの長さは凄い。
価格も高いので、あまり売れなかったかもしれない、BCLラジオの豪華機種。
BFOのピッチコントロールは動作しない物が多い。
子基板を追加する関係で、回路常数に少し無理があるようだ。

受信周波数帯
FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 1.6〜3.6MHz
SW2 3.6〜7.5MHz
SW3 7.5〜15MHz
SW4 15〜30MHz
中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1μV(SN 30dB)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW1 1.2μV/50mW
       SW2 1μV/50mW
       SW3 1.2μV/50mW
       SW4 1.4μV/50mW

実用最大出力 2.6W
消費電力 7W(AC時)
スピーカー 12cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子
BFO付き
NSBクリスタル端子
電源 単2 6本またはAC100V。
形状 30.2cm(横) 21.1cm(高さ) 9.9cm(奥行)
重量 3.3Kg(電池とも)




定価 43800円 (1976年発売)


松下
ワールドボーイ2000GX RF−868

タイマー、Sメーターつき。
ACアダプター内臓、便利です。
このラジオは分解してみると非常に良く出来ている。
作りも豪華。
高感度を狙った機種で、MW SWにもFETによる高周波増幅がついている、
この為かクーガ2200に近い感度が期待できる。
おそらく当時としてはMW SWは最高感度だったのではと推定される。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1μV(SN?)/50mW
       MW 20μV/m/50mW
       SW 30μV/m/50mW
       

実用最大出力 1.6W
消費電力 4W(AC時)
スピーカー 10cmUFコーンスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 21.2cm(横) 13.2cm(高さ) 5.5cm(奥行)
重量 1.2Kg(電池とも)

標準価格 17,300円 1971年8月

松下
ワールドボーイ2000GX RF−868D

外観では良く注意しないとRF−868と区別が難しい。
ACアダプター内臓。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.8〜12MHz

FMの送信機能が付加されている、送信周波数はタイマー左上の小さなツマミで、受信周波数と独立に設定できる。
ICF-5500などソニーラジオのFM送信機能は「受信周波数−10.7MHz」と制約あり。
作りはがっちりした設計で、868と殆ど共通。
868の基板に子亀基板が載った感じ。
標準価格17,300円、1972年4月発売。


松下
GXワールドボーイ RF−858

ACアダプター内臓。
Sメーターつき、タイマーは外付け。
中々良い作りのラジオ、ICF−110に比べ、保守性も良い。
結構人気有り。
MW SWにもFETによる高周波増幅がついている、
しかしメーカー資料によると回路がほぼ同じRF−858Dの方が感度は少し良いそうだ。


受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1μV(SN?)/50mW
       MW 20μV/m/50mW
       SW 30μV/m/50mW

実用最大出力 1.6W
消費電力 4W(AC時)
スピーカー 10cmUFコーンスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 21.2cm(横) 13.2cm(高さ) 5.5cm(奥行)
重量 1.2Kg(電池とも)

標準価格 15,500円 (スリープタイマーつき)
(1970年12月)

RF−858のバー アンテナ(858Dもほぼ同じ)

Qを高くする巻き方で、ICF−5500などに比べると高性能のはずだが、
実際測定したことは無い(製造原価も高いと思われる)。


松下
GXワールドボーイ  RF−858D

GXワールドボーイ 
デザインが少し違うが、858 858Dともほぼ同じ機種。
ダイアル文字の色が緑。
受信範囲や使用半導体の数は858と同じ。
中の作りも殆ど同じだが基板は微妙に違う、
違いはクリスタル端子がついていることで、858の後継機。
858が昭和45年の発売に対し、こちらは46年発売。
このシリーズは丁寧なつくりになっている。
高感度を狙った機種で、MW SWにもFETによる高周波増幅がついている、
この為かクーガ2200に近い感度が期待できる。
おそらく当時としてはMW SWは最高感度だったのではと推定される。
惜しむらくは外部アンテナ端子が無い事であろう。
MWのバーアンテナは16cmあり、均等巻になっている。
普通はコアの片側にボビンに密着巻でコイルを巻くのが普通であるが、
この様に均等巻にすると高いQが得られると言はれている。
実際の感度も高いようだ。
受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN?)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW 1μV/50mW
       

実用最大出力 2W
消費電力 4W(AC時)
スピーカー 10cmUFコーンスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 21.2cm(横) 13.2cm(高さ) 5.5cm(奥行)
重量 1.2Kg(電池とも)
標準価格 15,500円 1971年9月発売。


プロシード2800(RF−2800)

ナショナル プロシード RF−2800アナログ機にデジタルカウンターをつけた移行期の製品。メインダイアルのツマミを手前に少し引くと微動機構が働く、中々凝った作りになっている。
デジタル表示は短波帯だけで、FMとMWは表示されない。スイッチを操作すれば、MWの受信周波数+455KHzを表示させる事が出来る。
BFOがついておりピッチコントロールまで可能。
アナログとデジタルの周波数校正用のツマミもある。
中々お金がかかっていると言う感じの機種。
SSGから外部端子に信号を入れて測定した感度はRF−2200の方が良いように感じる。
ただメーカー発表の数字では2200より高感度となっている。
この差の原因はアンテナ回路の結合コンデンサーの容量が違う為のようで、
実際に使用した時は2800の方が良い可能性が高い。
SWは第1IFは2MHz 第2IFは455KHzのダブルスーパー。
故障も比較的少なく、中古品を購入するには理想的だが、
ダイアル機構の油切れで、キーキー音を発生する、稀に素人が分解して壊したものがあるので注意。
アナログとデジタルチューニングが両方楽しめる機種。
1977年5月発売 定価49,800円。

周波数表示について
このラジオは第1OSCの周波数を計測、カウント周波数−2MHzの表示をするICが使われています。
したがってSW帯の表示しか出来ません。
MWの場合、この−2MHzの機能を殺して、カウントしたものをそのまま表示する仕掛けです。
したがって594KHzを受信すると、+455の1,049KHz表示になります。
SW受信の表示はこの様に間接的に計算されますので、第2OSCが狂うと表示が少し違って来ます。
この修正はキャリブレーションツマミで行ないます。
普通は0の位置で校正できるはずですが、経年変化で大きくずれると調整不能になり、
内部の発振コイルを再調整する必要があります、このような現象の2800は結構多いです。
また発振周波数が温度で多少動きます、冬と夏ではCALの位置が少しずれる可能性があります。
MW帯の表示について
これは前面のSW以外に、裏側の隠しSWをONにしないと動作しない設計になっています。
表示は多少狂う事(1〜2KHz)があります。
原因はIFが455KHzから多少ずれたためで、IFTの狂いは調整可能ですが、
セラミックフイルターの経年変化の場合は修正が難しいです。

定価 49800円 1977年発売
FM :76〜90MHz
MW:525〜1605KHz
SW1:3.2〜8MHz
SW2:8〜16MHz
SW3:16〜30MHz

外部アンテナ端子つき
スピーカー 10cm
出力 2.0W
単一乾電池:6本 またはAC100V
形状 38.1cm(横) 25.8cm(高さ) 14.3cm(奥行)
重量 3.9Kg(電池含む)


ナショナル
プロシード2600(RF−2600)

ナショナル プロシード RF−26002800の後継機。
使われている部品もチップ部品が基板の片側に使われていて組立てが一部自動化されたようだ。
両面基板が使われている。
なおRF回路のQは比較的高いようだ。
調整前Sメーター指示2程度だった局が調整後、フルスケールになる、
逆に調整が狂うと感度が悪くなる事を意味します。
デジタル表示はMW SW FM全てに対応している。
これは6800と6700の関係と同じで、表示は蛍光表示管で緑色。
なお周波数表示の誤差は2800と同じです。
ダイアルの微動機構はついていない、これがこの機種の惜しいところ。
なお第1IFは3MHzのダブルスーパー。
局発は2回路でクーガ2200と同じように、上側と下側ヘテロダインで4バンドになっている。
BFOのピッチコントロールやSWのデジタルとアナログの校正用ツマミなどRF−2800と同じ様に準備されている。
2800の方が断然多く、こちらの方が珍しい。
なおこの機種はバリコンの不良が多い、壊れると代わりの物を見つけるのは困難。
しかも壊れ方が尋常ではない、フイルム部分がマイカの粉状になる、バリコンそのものの修理は不可能です。
選局の途中 受信不良が発生する物は避けたほうが無難でしょう。
どうもこれは使用上の不良と言うより、バリコンそのものの不良か、ラジオ組み立て時の処理不良と思われる。
(バリコンの外観は破損なし、化学薬品に侵された感じで誘電体フイルムが固化、破損している)
定価 47800円 1978年発売

FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 3.9〜10MHz
SW2 10〜16MHz
SW3 16〜22MHz
SW4 22〜28MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW 455KHz
        SW 3MHz(第1IF) 455KHz(第2IF)
受信感度  FM 4μV(SN 30dB)
       MW 18μV/m/50mW  130μV/m(SN 30dB)
       SW1 1μV/50mW     15μV/m(SN 30dB)
       SW2 1μV/50mW     5μV/m(SN 30dB)
       SW3 1.5μV/50mW   7μV/m(SN 30dB)
       SW4 2μV/50mW     8μV/m(SN 30dB)
       

外部アンテナ端子つき
スピーカー 10cm  3.2Ω
出力 3.0W
単一乾電池:6本 またはAC100V
形状 342mm(横) 237mm(高さ) 116mm(奥行)
重量 3Kg(電池除く)


RF−B30

ナショナル RF−B301KHz直読のBCLラジオ。
松下のラジオにしては、分解が大変で、あまり修理したくないラジオ。
受信してみると 高感度で良いのだが、受信周波数がデジタル表示の為か、楽しさが少ない。

FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
SW1〜29(1.6MHz〜30MHz)
単一乾電池:8本 またはAC100V
形状 37.1cm(横) 12.2cm(高さ) 24.1cm(奥行)
重量 4.1Kg
定価 59800円 1981年発売


日立 サージラム  KH−2200

日立 KH-2200日立サージラム
横長のユニークなデザイン、60分タイマー付き。
短波はバンドスプレット機構付き。
この機種は数が少ない為か意外と人気がある。
受信周波数

FM 76〜90MHz
MW 530〜1605KHz
SW1 1.6〜3.9KHz
SW2 3.9〜10.7KHz
SW3 10.7〜30MHz

定価 24800円

 


日立 サージラム KH−2100

日立 KH-2100日立の縦型BCLラジオ。
バーニアダイアルがついている。
この機種はKH−2200より更に少ない。

FM 76〜90MHz
MW 530〜1605KHz
SW1 3.9〜10.7KHz
SW2 10.7〜30MHz



定価 18,600円


東芝
サウンド ナナハンGS RP−775F
            GTV RP−770F

まずGSは写真左。
MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW3.9 〜12MHz
短波直読を売り物に発売された機種で、BCLラジオにマーカー発振器が組み込まれた最初の機種では無いかと思われる(何方か情報連絡ください)。
SWは5バンド、でも基本的には12MHzまでの1バンドで、バンドスプレッド出来る部分が5帯域あると言う事。
この機種の中古品を最初に入手した時、バンドSWの切替えを含めどう操作するか悩んだ経験がある。
右側がメインダイアルで、左側がサブダイアルである。
サブダイアルが5バンド分ある。
マーカーは455KHzのLC発振。
でもIFの455KHzとどう調整して有るのだろう?。
この機種の設計者はアマチュアー無線か、SWL経験者に違いないと思う。
でも実装面から考えると、若しかして新人が設計したのではと思われるところもある。
これは調整が難しい配置になっていて、ソニーの一部のラジオ(ICF−6000等)と良い勝負だ。
なおダイアルの糸かけ機構が壊れ易い。

真空管の短波ラジオで周波数直読は憧れだったので、これを比較的安価に提供出来る仕掛けを考えたのだろう。
実際使うとあまり便利では無いが、大昔のラジオ少年としてはなんとなく懐かしい考え方のラジオ。
バンドスプレッドされた5バンドは
3.9〜4MHz
4.75〜5.06MHz
5.95〜6.2MHz
7.1〜7.3MHz
9.5〜9.775MHz
11.7〜11.975MHz

最大出力 :1.6W

短波の周波数直読方法

下列の右側SWで短波、下列左でSW1を選択(上側)。
左側のサブダイアルでSW1のマーカー印(CAL)に指針を合わせる。
CAL SW(上段 中央)を下側に倒す。
右側のメインダイアルでSW1を示す範囲でマーカーと0ビートをとる。
ここでサブ ダイアルが校正されたので、サブダイアルを操作すれば、SW1のバンドが直読出来る。
SW2〜5も同じ様に操作。
なおこの機種のマーカーはLC発振で、製造後長い時間が経過しており、再校正した方がよさそう。
しかし温度の影響で変動も予想されるので、あまり神経質に考えてもしかたが無い。

この機種には良く似た兄弟機種がある、サウンド ナナハンGTVで、注意して見ないと区別がつかないくらい良く似ている。
この機種は短波のバンドスプレッドの代わりにTV(1〜12)が受信できる。
どちらもSメーター回路に弱点がある、振り切れるものが多く、修理しても不安定。

定価21900円

サウンドナナハンGTV

GSの短波帯のバンドスプレッド部分を無くし、TV1〜12CHまで受信できるようにしたもの。
外観はそっくりさん。

両機種とも電源SWは折れやすい注意して使いましょう。


東芝
TRYX1600  RP−1600F


サウンド750 GSの周波数直読を継承した機種。
こちらの方が合理的に出来ている。
MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW3.8 〜12MHz
短波直読を売り物に発売された機種でSW直読範囲は
3.85〜4.05MHz
4.7〜5.1MHz
5.85〜6.35MHz
6.9〜7.5MHz
9.4〜10MHz
11.5〜12.1MHz
マーカーは1MHzのLC発振、校正は裏蓋を開ける必要がある。
定価15500円  (1975年発売)


東芝
TRYX1700  RP−1700F

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1   3.8〜12MHz
SW2   15〜28MHz
短波直読を売り物に発売された機種でSW直読範囲は
3.85〜4.02MHz
4.7〜5.1MHz
5.85〜6.3MHz
7〜7.36MHz
9.4〜10MHz
11.66〜12.1MHz
15〜15.5MHz
17.6〜18.1MHz
21.4〜22MHz
25.5〜26.2MHz
マーカーはLC発振の1MHz、パネル面に校正用の調整窓が有る。
小型で素晴しいデザイン、見つけるのが難しく相当の珍品。
ランプとモールス(発振器)のSWが兼用になっていて、モールスの練習も可能。
シングルスーパーなので、イメージが派手に出ます、マーカー信号を区別するのにコツが必要。
SW2でマーカーを使うのは更に難しい。
この機種はフイルムが暴れる現象が顕著にあります、フイルムダイアルの接着剤のいたずらが原因です。
非常に魅力的な機種で入手難だが受信機能はそこそこ、過大な期待は禁物です。
形状 214mm(横) 160mm(高さ) 90mm(奥行)
重量:1.4Kg (電池含む)
電源:単2 3本   ACアダプターは4.5Vで、極性はプラグのセンターが+です(スカイセンサー5900と逆です、要注意)。
定価18500円  (1976年発売)


東芝
TRYX2000

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 1.6〜30MHz
短波直読を売り物に発売された機種でSW直読範囲は
3.9〜4MHz
4.75〜5.06MHz
5.95〜6.2MHz
7.1〜7.3MHz
9.5〜9.775MHz
11.7〜11.975MHz
15.1〜15.45MHz
17.7〜17.9MHz
21.45〜21.75MHz
25.6〜26.1MHz
TRYX−1600のマーカーがLC発振だったのに比べ、1MHzの水晶発振になっている。
また昔の通信型受信機に良く見られるダイアル指針アジャスト機構を備えているのでFMとMWも周波数の読み取り精度が高い、校正すれば、ほぼ正確に読み取れる、中々楽しい機種。
目盛りの間隔が比較的狭いので、直読とは言え、短波帯はクーガ2200に比べれば読み難い。
なおこの機種は1MHzマーカーですから、クーガ2200(125KHzマーカー)のようにどの位置でも正確には読み取れません。
なおシングルスーパーのため、どうしても10MHz以上はマーカーのイメージが目立つ、
マーカー使用時 Sメーターの良く振れる方にあわせてください。
比較的正確に読み取るには、100KHzのマーカー発振器を別途準備する事をお勧めします。

さらにこの機種は縦型で比較的薄いので倒れる為か、レバーSWが折れている物が多い、取り扱いは丁寧にしましょう。
この機種はシングルスーパーだが、中々の人気機種、見ていても楽しい。
実用最大出力 2W
消費電力 4W(AC時)
スピーカー 12cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 
電源 単1 4本またはAC100V。
形状 270mm(横) 285mm(高さ) 125mm(奥行)
重量 2.8Kg(電池とも)
ACアダプター内臓。
定価28900円 (1976年発売)


三菱
JEAGAM304  FIC−304


ジーガムシリーズの末弟的存在。
404は比較的良く見かけるが、これは少ない。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.8〜12MHz



三菱
JEAGAM404  FIC−404

当時としては非常に珍しいダブルスーパー方式。
SWの第1IFは実測2.2MHz。
ワイアレスマイクとタイマー付き。
外部アンテナ端子 MPX端子 NSBクリスター端子付き。
BFO Sメーター付き。
単2 4本かAC100V(内臓 4.5W)
ロッドアンテナのポップアップ機構など 作りは中々お金がかかっていると言う感じ。
この兄弟機種にFIC−304がある。
珍品で入手困難、意外と大きく重い。
中古品でも壊れていない可能性が高いが、故障すると大変、保守性が悪く、分解組み立てにも苦労する。
内部は505と良く似ている。
スピーカー 10cm 8Ω 1.5W出力
形状 27.3cm(横) 17.2cm(高さ) 6.8cm(奥行)
重量 2Kg
標準価格 22,800円 1974年発売。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.8〜12MHz



三菱
JEAGAM505  JP−505

ジーガム505はダブルスーパー方式で、この当時としては非常に珍しい。
ソニーはシングルスーパーの5800の時代だから、この機種は先進的ともいえる、広告のうたい文句では「短波重点機構」となっている。
一方ジーガム404の方は「短波+プレイ機構」とある。
メインダイアルで同調、OSC FINEで微調整、BFOスイッチとBFOピッチコントロールが可能。
何故かこの機種を捜している人が多い、人気機種だが、中々見付からない、珍品。
外部アンテナ端子 MPX端子 NSBクリスター端子付き。
BFO Sメーター付き。
単2 4本かAC100V(内臓)
魅力的な機種だが保守性は良くない、修理して楽しくないラジオ。
ソニーの5900や5800と同じトランジスターが多用されている、突然壊れる現象も同じように発生する。
ACアダプター内臓で、全体的に重量感のあり。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.8〜12MHz

定価22800円


ソニー
スカイセンサー5400  ICF−5400

ソニー ICF−5400横型のスカイセンサーの1号機。
スカイセンサー5500より、少し遅れて発売になった。
FM送信機能も有る、ソニーのラジオにしては意外と少ない。
11シリーズのイメージと共通点がある為か?。
外部アンテナ端子つき、タイマーは無い。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


受信感度  FM 1.26μV(SN 30dB)/50mW
       MW 17.8μV/m/50mW (最大感度 SN6dB時と思われる)
       SW  0.8μV/50mW (最大感度)
実用最大出力 2.7W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):32mA
形状 226cm(横) 152cm(高さ) 70cm(奥行)
重量 1.25Kg(電池とも)

定価 14900円 (1972年10月発売)


ソニー
スカイセンサー5450 ICF−5450

ソニー ICF−5450横長のスカイセンサー。
ICF−5500の後継機と思われるが、ICFー5500AのFM送信機能を省いたラジオ。
タイマー付き。
NSBクリスター端子つき。
何しろ目盛り合わせをする時、フイルムダイアルを外さないと出来ない仕掛けになっている。
常識的には考えられない設計思想。

使うのにはなかなか良いのだが、修理時の配慮が無い困ったラジオ。
意外と入手は難しい。



実用最大出力 1.8W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):32mA
形状 24.8cm(横) 16.0cm(高さ) 7.0cm(奥行)
重量 1.33Kg(電池とも)

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz

定価 17500円  (1974年10月発売)


ソニー
IC−11  ICF−110

ソニー ICF−110フイルムダイアルを使ったBCLラジオのご先祖様?みたいな機種。
従来の短波つきTRラジオの延長線上にあり、基板は密集した部品が搭載されていて、
とてもパターンから回路図を追っかけるような楽しみがない。
Sメーターもついていて好きな機種だが、修理したくないラジオ。
それでもTFMー110より大幅に保守性が改良されている。


MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz

受信感度  FM 3.2μV(実用感度)/50mW
       MW 40μV/m/50mW (最大感度)
       SW  2.25μV/50mW (最大感度)
実用最大出力 1.1W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
MPX端子
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
外部アンテナ端子無し
無信号時電流(AM):17mA
形状 18.8cm(横) 13.6cm(高さ) 4.2cm(奥行)
重量 1Kg(電池とも)

定価 14800円 (1969年3月発売)


IC−11  ICF−110B

ソニー ICF−110BICー11の黒色バージョン。
外観が黒色になっただけでなく内部も改良されている、公表された感度などのスペックも向上している。
旧JISネジが新JIS(ISO)ネジに切り替わる時期であり、この機種はISOネジ表示がある。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


受信感度  FM 1.2μV(実用感度)/50mW
       MW 16μV/m/50mW (最大感度)
       SW  1μV/50mW (最大感度)
実用最大出力 1.5W
スピーカー 10cm インピーダンス8Ω
MPX端子
外部アンテナ端子無し
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):21mA
形状 18.8cm(横) 13.6cm(高さ) 5.2cm(奥行)
重量 1Kg(電池とも)

11シリーズは勝手に推量すると下記の如く進化している。
でも1100Dから5500へは基板が全然異なるので、FM送信機能など、機能面の連続性が有ると思った方が良いのかもしれない。
TFM110(65/4)→TFM1100(66/1)→TFM110F(67/6)→ICF110(69/3)→ICF110B(70/3)→ICF1100(71/3)→ICF1100D(71/11)→ICF5500(72/7)

定価 14800円 (1970年3月発売)



ソニー
スポーツ11  ICF−111 
これは省略予定

ソニー ICF−111これはBCLラジオとは言えないかもしれないが、ユニークな外観の短波つきラジオ。
ロッドアンテナが折りたたむと取っ手になる。
簡易防水されているようだ?。
ソニーの11シリーズの1機種。
イレブンシリーズはTFMー110,TFM110F、ICF−110、110B、1100、1100Dなどがある。
Sメーターが無いのがなんとなく寂しい。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


受信感度  FM 1.25μV(実用感度)/50mW
       MW 16μV/m/50mW (最大感度)
       SW  1μV/50mW (最大感度)
実用最大出力 1.5W
スピーカー 9.2cm 防水型 インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 MPX端子
電源 単2 3本またはACアダプター ACー110(4.5V)使用。
無信号時電流(AM):30mA
形状 214mm(横) 178mm(高さ) 83mm(奥行)
重量 1.3Kg(電池とも)

定価 17800円 (1970年5月発売)


サンヨー
RP−7700

サンヨーのラシーバー
FM MW SW CBトランシーバー。
左側にCBトランシーバーのホルダーが有る。
内部には部品がぎっしり詰まっている。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz
トランシーバー部 27.088MHz

後ろ側のSW切替えで、CBに切り替わる、なかなかこったつくりになっている。
スピーカー12cm トランシーバーのマイク兼用
電源 単2 4本またはACアダプター(D6−110A 4W)使用。
出力 1.4W(最大2W)
形状 220mm(横) 185mm(高さ) 75mm(奥行)
重量 1.6Kg(電池別)
別に CBトランシーバー(単3電池 3本で動作)が付属する。
定価25800円


サンヨー RP 7550これは省略予定


パルサー7550
MW SW FMの3バンド、あまり見かけない。


サンヨー RP 7600


音を楽しめて、BCLも出来るラジオ。
中の作りは結構豪華。
低音と高音用に2つのアンプがあり、前面のボリュームで独立に調整可能。
勿論普通の音質 音量調整も出来る。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


120分タイマー付き 外部アンテナ端子無し
単1電池 4本 AC電源 内蔵。
形状 約22cm(横) 24cm(高さ) 8.5cm(奥行)
重量 2.1Kg(電池無し)
定価 21800円。


サンヨー
PULSAR RP8700

サンヨーのBCLラジオ パルサー8700。
放送波帯を主体にしていて、すべての周波数は受信できない。
チューニングにはFASTとSLOWの切替えがあり、ダイアル目盛りもよく校正できる。
惜しむらくはマーカーが無い事であろう。
感度切替え、選択度切替えもある。
中を開けた感じは、多少安っぽいところが有る。
回路構成が他の機種と違い、動作を追いかけるのに苦労する、修理すると大変。
感度不足のものが多く、不思議な事に満足に動作する中古品は極端に少ないようだ。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW1 3.9〜7.3MHz
SW2 9.5〜12MHz
SW3 15.1〜117.9MHz
SW4 21.4〜28MHz


ソニー ICF−2001

ソニー ICF−2001Voice of Japanと大々的に宣伝されたラジオ。
10キー入力で受信できるラジオは民生用としては最初の製品と思われる。
受信するのは非常に簡単で、周波数をテンキーで入力すれば、ハイOKと言うのがなんとなく抵抗があった。
沢山売れたらしく、現在でも入手容易。
現在ではキーが接触不良になっているものが多い、また液晶不良もある。
外観が奇麗でも故障したものの方が多いので、要注意。
初期のPLL機の特徴(短所か?)として、消費電流が極端に多い。
BCLラジオの概念を変えた革新的な機種、歴史的には貴重品。
ただ現時点購入して楽しめるかというと、個人的には疑問あり。
MW用のバーアンテナも短い。

メーカーの発売時の謳い文句は
「ダイレクトチューニング&メモリープリセット 世界の珍局を1秒で呼び出して見せます」
@周波数どおりにキーをたたいて即受信のダイレクトアクセスチューニング。
AAM1KHz FM100KHzで最小分解できるマニュアルチューニング。
B自動的に目的の局を探すオートスキャン。
CFM AMあわせて6局メモリープリセット。

受信周波数
FM 76〜108MHz
AM 153〜29999KHz
スピーカー 10cm
出力   1.2W
電池 単1 3本 と単3 2本
形状 310mm(横) 171mm(高さ) 56mm(奥行)

49800円 1980年発売


ソニー ICF−2001D

ソニー ICF−2001D2001の改良型、アナログチューニングツマミもついている。
同期検波回路でSSBの受信にや混信対策に有効。
この機種は中々素晴らしい、ほぼ完成の域に達している。
音は好みの問題か、素晴しいとは云い難いようだ。
デジタルチューニングの容易さと、アナログチューニングの感触を楽しめる。
液晶のSメーターがついている、欲を云えば普通のメータだと更に良いのだが。
これ以降 ソニーはより小さいブック型ラジオの開発に移行する。
2001に比べ この機種の方が断然お奨め。
アメリカではICF−2010として十数年間も継続販売されていた。
ラジオの製品寿命としてこれは非常に珍しい、アメリカから逆輸入した人も多い。
FM 76〜108MHz
AM 150〜29999KHz
AIR 116〜136MHz(AM)

69800円 1985年1月発売
(定価は66,000 と68,800説もある、調査中)



ソニー
ICF-1100


ソニー ICF−1100
ソニーの11シリーズの最終機種。
短波の感度も良いし、ダイアルも当時としては細かく目盛ってある。
ICF−110の後継機だが、この機種より外部アンテナ端子がつくようになった。
Sメーターも付いている。
当時 短波受信で充分実用に使えた。
SSH:Super Sensitivity, Super Selectivity, High Fidelity
超高感度、超高選択度、高忠実度を売り物にした。

この機種にFM送信機能を付けた1100Dの後継機がスカイセンサー5500。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz


スピーカー:9.3cm インピーダンス8Ω
出力:2.5W(最大)
消費電流:33mA(無信号時) ←要確認
電源:単2 3本 またはACアダプターAC−110。
大きさ206mm(幅) 134mm(高さ) 60mm(奥行)←要確認
MPX端子 AUXIN(外部入力)端子 
DC OUT TIMER兼用端子:タイマーやステレオアダプターSTA−110Fを接続する時の端子。
なおステレオアダプターはMPX AUG INの端子も使用するので3連プラグがついている。


定価 15,300円 (1971年3月発売)

ICF-1100D

ソニー ICF−1100D

これはICF-1100DにFM送信機能が組み込まれたもので、
スカイセンサー5500の原型になったと思われる。
当時としては魅力的なラジオで、筆者も購入して使っていた。
SSH:Super Sensitivity, Super Selectivity, High Fidelity
超高感度、超高選択度、高忠実度を売り物にした。

ただしFMトランシーバー機能は玩具以下で使い物にならない。
送信だけならなんとか利用できる。
これはICF−5500も同じ。

受信範囲:

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz

スピーカー:9.3cm インピーダンス8Ω
出力:2.5W(最大)
消費電流:33mA(無信号時) 
電源:単2 3本 またはACアダプターAC−110。
大きさ206mm(幅) 134mm(高さ) 60mm(奥行)
MPX端子 AUXIN(外部入力)端子 
DC OUT TIMER兼用端子:タイマーやステレオアダプターSTA−110F(定価10,000)を接続する時の端子
なおステレオアダプターはMPX AUG INの端子も使用するので3連プラグがついている。

定価 15,500円 (1971年11月発売)


ソニーICF−7600

ソニー I CF−7600ソニーのブック型のBCLラジオの1号機?。
SW5バンドだが受信範囲が放送バンドだけ。
デザインは分離型のICF−7500(1976年発売 MW FMの2バンド)に良く似ている。
TR−4400のブック型。
179mm(横) 117mm(高さ) 31mm(奥行き)
Sメーターは無いがLEDで同調表示。

FM 76〜108MHz
MW 530〜1700KHz
SW1 3.9〜4MHz
SW2 5.95〜6.2MHz
SW3 9.5〜9.8MHz
SW4 11.7〜12MHz
SW5 15.1〜15.5MHz

定価 21800円 (1977年7月発売)


ソニーICF−7601

ソニー I CF−7601国内向け:FM・TV1-3/SW1-10/MW 1988-01-21 \16,100
ヨーロッパ向け:FM/AMラジオ ワールド 1988-02-21 \16,100
の二通り有り。
Sメーターは無いがLEDで同調表示。
外部アンテナ端子は無い。
写真は国内向け。
12バンドレシーバー

実測187mm(横) 116mm(高さ) 33mm(奥行き)

FM 76〜108MHz
MW 530〜1700KHz
SW1 2.2〜4.2MHz
SW2 4.6〜5.2MHz
SW3 5.8〜6.4MHz
SW4 6.9〜7.5MHz
SW5 9.4〜10.0MHz
SW6 11.55〜12.15MHz
SW7 13.45〜14.05MHz
SW8 15.0〜15.65MHz
SW9 17.5〜18.15MHz
SW10 21.35〜21.95MHz

松下 (ナショナル)
RF−B50

ナショナル RFーB50小型ながらダブルスーパー

FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 2.3〜5.2MHz
SW2 5.95〜6.2MHz
SW3 7.1〜7.3MHz
SW4 9.5〜9.8MHz
SW5 11.7〜12.0MHz
SW6 15.1〜15.45MHz
SW7 17.7〜17.9MHz
SW8 21.45〜21.75MHz

定価 24800円


東芝
RP−F11

東芝 RP−F11 画像東芝のブック型BCLラジオ。
ブック型には珍しいSメーター付き。
外部アンテナ端子も有る本格派。
単3電池 4本 (外部電源ジャックはセンター+、東はこの形式のものが多い)
トリオ(ケンウッド)からもほぼ同じ外観のものが発売されている、OEM製品のようだ。
実測185mm(横) 113mm(高さ) 33mm(奥行き)

FM 76〜108MHz
MW 530〜1700KHz
SW1 2.3〜5.1MHz
SW2 5.8〜6.3MHz
SW3 7〜7.5MHz
SW4 9.4〜9.9MHz
SW5 11.6〜12.1MHz
SW6 13.5〜14.0MHz
SW7 15.1〜15.6MHz
SW8 17.5〜18.0MHz
SW9 21.4〜21.9MHz

定価 24800円 (1983年発売)


ソニーこれは省略予定
ICR−4800
(現在行く不明)

ソニー ICR−4800単3 2本のBCLラジオ
愛称 radio たんぱ。
定価 14,800円、1981年10月発売。

MW 525〜1605KHz
SW1 3.9〜4MHz
SW2 5.95〜6.2MHz
SW3 9.5〜9.8MHz
SW4 11.7〜12.0MHz
SW5 15.1〜15.5MHz

ソニーこれは省略予定
ICR−4900

ソニー ICR−4900単3 2本のBCLラジオ
国内向け:FM/SW1-7/AM 1984-08-21 \16,100
ヨーロッパ向け:FM/AM 1984-10-21 \16,100

FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 3.7〜4.2MHz
SW2 5.85〜6.35MHz
SW3 9.4〜9.9MHz
SW4 11.6〜12.1MHz
SW5 15.0〜15.5MHz
SW6 17.55〜18.05MHz
SW7 21.4〜21.9MHz



松下(ナショナル) R−288

ナショナル R−288R−288
黒色、表面のパンチメタルの穴の大きさが少し大きい、National Panasonicと表面に表示、裏の銘板は型で押したもの。
昭和51年発売。
9,500円。
短波の感度もなかなかのもの。
MW  520〜1,610KHz
SW1 3.97〜5.1MHz
SW2 5.95〜7.3MHz
SW3 8〜10.1MHz
SW4 11.7〜15.45MHz

この機種は北朝鮮の拉致事件に使われたそうで、NHKのクローズアップ現代に紹介されました。

松下(ナショナル) R−299

ナショナル R−299
灰色、表面のパンチメタルの穴の大きさが少し小さい、National とダイアル目盛りに表示、裏の銘板はシール。
昭和54年発売。
定価 9500円

160mm(横) 80mm(高さ) 48mm(奥行き)
MW  525〜1,605KHz
SW1 3.97〜5.1MHz
SW2 5.95〜7.3MHz
SW3 8〜10.1MHz
SW4 11.7〜15.45MHz
双方ともLEDチューニングの4バンドラジオ
R−288とR−299は型番が違うが、殆ど色違いと言って良いほど良く似ている。
ソニーにも同じような機種が有るが、松下の方が受信帯域が広い。
小型の割には結構高感度。


ソニー
TR−4400

ソニー TR−4400ソニーのTR型番の4バンドBCLラジオ。
SWは1〜3バンドだが、SW3は上下に分割され、実質は4バンドになっている。
でもこのラジオも受信帯域が狭く、NSB受信機+αといったところ。
実機を開けて見ると部品がパターン面に多数実装されている、さらに回路図を見ても理解するのに苦労する仕掛けになっていて、すごく不思議なラジオ。
SW3はチューニング機構にカムがあり、これで上下の受信周波数を区別するマイクロSWを駆動。
注意して聞くと、チューニング途中、マイクロスイッチが動作するのがわかる。
NSBの周波数変更により新 旧の2タイプあり。

MW 530〜1600KHz
SW1 3.925〜3.945MHz
SW2 5.95〜6.2MHz
SW3 9.695〜9.765MHz、11.2〜12MHz

定価 7900円 (1973年6月発売)


松下 (ナショナル)RF−788

ナショナル RF−788LEDチューニングの短波ラジオ。
短波帯はバンドスプレッド、受信には便利だが、受信帯域は狭い。
でもJJYが受信できるので、SONYに比べ便利。
単3 4本動作、外部アンテナ端子付き。
FMはワイドバンドになっている。

実測175mm(横) 112mm(高さ) 32mm(奥行き)

FM 76〜108MHz
MW 530〜1600KHz
SW1 3.8〜5.3MHz
SW2 5.7〜7.5MHz
SW3 9.2〜12.4MHz



ソニー ICF-SW10(行方不明)これは省略予定

ソニー ICF−SW10単3電池2本で動作。

FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 3.75〜4.1MHz
SW2 5.85〜6.3MHz
SW3 7.05〜7.5MHz
SW4 9.4〜10.1MHz
SW5 11.55〜12.4MHz
SW6 13.45〜14.1MHz
SW7 15.05〜16.0MHz
SW8 17.4〜18.15MHz
SW9 21.35〜22.15MHz

ソニー ICF-SW11

ソニー ICF−SW11単3電池2本で動作。

FM はステレオ(イヤホーン利用時)

実測155mm(横) 90mm(高さ) 34mm(奥行き)

FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
LW 160〜270KHz
SW1 3.75〜4.1MHz
SW2 5.85〜6.3MHz
SW3 7.05〜7.5MHz
SW4 9.4〜10.1MHz
SW5 11.55〜12.4MHz
SW6 13.45〜14.1MHz
SW7 15.05〜16.0MHz
SW8 17.4〜18.15MHz
SW9 21.35〜22.15MHz


ICF−10とほぼ同じだが、長波帯160〜270KHzが追加されている。


パナソニック RF−B11

ナショナル RF−B11単3 2本で動作。
FM はステレオ(イヤホーン利用時)

実測165mm(横) 90mm(高さ) 33mm(奥行き)

FM 76〜108MHz
MW 530〜1600KHz
LW 150〜280KHz
SW1 3.85〜4.15MHz
SW2 5.9〜6.25MHz
SW3 7.05〜7.4MHz
SW4 9.5〜9.9MHz
SW5 11.6〜12.15MHz
SW6 13.5〜13.9MHz
SW7 15.0〜15.7MHz
SW8 17.45〜18MHz
SW9 21.3〜22.95MHz

受信周波数と寸法が少し違うが ソニーのICF−SW11と非常に良く似ている。
但し 台湾製。


ソニー ICF−SW1

ソニー ICF−SW1
ポケットサイズのBCLラジオ。
FM 76〜108MHz
AM 150〜29995KHz
単3 2本で動作。
外部アンテナなど楽しい道具が揃っているが、実用的かといわれると疑問がある。
みていても楽しい事は間違いない、この機種は壊れているものが多いので要注意。
実測110mm(横) 70mm(高さ) 22mm(奥行き)

ACアダプター イヤホーン アクティブアンテナAN−101。


Wide range antena AN-101と書かれている。
左端 アンテナモジュール。
中央 アンテナコントローラー。
右端 SW1本体。


ICF-SW55

ソニー ICF−SW55この機種は比較的最近まで販売されていた。
使ってみるとなかなか便利、ICF−SW77に準備されていた同期検波は省略されている。
FMステレオ/LW/MW/SW PLLシンセサイザーレシーバー
(AM150KHz〜29,999KHz、FM76〜108MHz)
希望小売価格49,800円(税別)
最大で25の放送局名と125の周波数をプリセット可能
電源:乾電池(単3×4)、電灯線(付属ACアダプターAC100〜120/220〜240V、 50/60Hz)
大きさ:幅194×高さ127×奥行39mm
質量:900g(乾電池含む)
電池持続時間(SUM-3(NS)使用時):FMの場合約10時間
取説:英語・日本語





CFー5950

スカイセンサー5900にカセットをつけたような受信機。
受信周波数は

FM 76〜90MHz
MW 530〜1605KHz
SW1 3.9〜10MHz
SW2 11.7〜20MHz
SW3 20〜28MHz

大型なので、置き場所に困るが、中々魅力的なラジオ。
なおマーカーは5900と基本は同じだが、
分周回路途中の500KHzに変調がかけられていて、
目盛りのずれによる周波数読み取り誤りを防止している。
したがって250KHzと750KHzの部分(ピー)と、0KHZと500Kの位置(2重変調、ピロピロと言う感じ)は音色が異なる。
スカイセンサー5900と回路構成は似ている、同じICも使われている、しかし基板は異なる。
全体的に値段が高いせいか、凝った作りになっている。
何しろICF−5900の2倍の値段なのでこんなことが出来たのか。
例えば、ランプも一時点灯と常時点灯が切り替えられ、
さらに短波受信時のみ、サブダイアルの指針ランプが連動する仕掛けまである。
受信をモニターしながら、ボタン(カセット部の左上)を押すと自分の声が録音出来る仕掛けもある。
この機種の中古品は故障している物が比較的多い。
壊れている部品が複数なのもこの機種の特徴。
それもトランジスターの不良が多いように思う。
修理は比較的面倒で、何しろ大きいし、カセット部分も故障している事が多いので、手間がかかる。
ICF−6800ほどのいやらしさと難しさは無い。
ソニーのラジオにしては比較的保守がし易い工夫がして有る、若しかして設計部門が違うのか?。
AC電源内臓で、コードの差し込みはソニーの細いタイプ。
置き場所さえあれば、ICF−5900よりお勧めです。

この機種は壊れている可能性が高いので、購入時は注意すること。


定価56800円 (1976年9月発売)


松下
RQ―585

松下のカセット付きBCLラジオ。
RF−1180にカセットをつけた構成。
クーガ118同様豪華な作りになっている。
ジャイロアンテナもついている。
ファイン チューニング機構有り。
この機種はカセットのカウンターはベルト切れで、動作しないものが多い。

FM 76〜108MHz
MW 525〜1605KHz
SW1 1.6〜3.6MHz
SW2 3.6〜7.5MHz
SW3 7.5〜15MHz
SW4 15〜30MHz

定価49800円 1976年発売




アイワ TPR-255


本格的BCLラジオにカセットが付いた感じのもの。、なかなか素晴しい
MW FMの他に
SW1 1.6〜4.5MHz
SW2 4.5〜12MHz
SW3 12から28MHz
一見ただのラジカセに見えるが、短波はBFOのピッチコントロールや感度の切替が可能な本格派。
またチューニング速度切替レバーまである。
非常に良くできている、但し 数が少なく 入手は難しい。



太字は所在確認

2006年12月5日
2006年12月6日

●日立
KH-2100
KH-2200


KH-G1 ?手持ちあるか不明

●松下
R-288
RF-1120  (工作室左箱)
RF-1130 工作室箱  クーガ113 (1010も同じ)
RF-1150 発見 クーガ115
RF-1180
RF-1188

RF-2200
RF-2600
RF-2800

RF-622 行方調査中 マリン 屋根裏
RF-656 (工作室通箱)
RF-727 工作室
RF-787 行方調査中
RF-828 行方調査中
RF-848 行方調査中(工作室箱)
RF-855 行方調査中 クーガ6
RF-858 行方調査中 ワールドボーイ858Dはあり(工作室奥)
RF-877
RF-888

RQ-585
RF-4800  不明
RJX-4800D(か4800)

RF−B60 RF−B45(書斎)
RF−1010(居間 押入れ)
RF−B300(廊下)



●サンヨー
RP8700
●ソニー
ICF-5500
ICF-5600
ICF-5800
ICF-5900
ICF-6000
屋根裏
ICF-6800

ICF-S12  これは間違いでは?。
ICF-2001D 
ICF-SW22 行方調査中
ICF-SW30  行方調査中
ICF-SW40 行方調査中
ICF-SW55(書斎)
ICF-SW77 
ICF-SW7600 

ICF-SW1S

ICF−7600DS(書斎)
ICF−7601(書斎)
ICF−7600(書斎)

ICF−7600D工作室→  
ICR−SW7600(書斎)
ICF−6500(居間)
ICF−2001(居間)
ICF−EX5
ICF−S5(工作室左箱)
ICF-SW11(書斎水箱)


●三菱
FIC-304 行方調査中 404(工作室通箱)
JP-505
FIC-507

●東芝
RP-1500F (書斎)
RP-1600 屋根裏
RP-1700F
RP-1800F 状態悪い(工作室通箱)
RP-2000F  ?
RP-770F  (工作室?) 屋根裏
RP-775F  (サウンドナナハン GS 工作室)屋根裏
TRYX2000

クーガ5  RF−727

受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW  455KHz
受信感度  FM 1μV(SN?)/50mW
       MW 40μV/m/50mW
      
       

実用最大出力 1.4W
消費電力 5W(AC時)
スピーカー 10cmダブルレンジスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 188cm(横) 142cm(高さ) 89cm(奥行)
重量 1.35Kg(電池とも)


ワールドボーイGXO  RF−848

受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN 30dB)/50mW
       MW 14μV/m/50mW
       SW 20μV/m/50mW
       

実用最大出力 2.6W
消費電力 5W(AC時)
スピーカー 10cm2重すきコーンスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し 
NSBクリスタ端子  付き
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 230cm(横) 132cm(高さ) 64cm(奥行)
重量 1.6Kg(電池とも)


GXワールドボーイ  RF−858

受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1μV(SN?)/50mW
       MW 20μV/m/50mW
       SW 30μV/m/50mW
       

実用最大出力 1.6W
消費電力 4W(AC時)
スピーカー 10cmUFコーンスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 212cm(横) 132cm(高さ) 55cm(奥行)
重量 1.2Kg(電池とも)

GXワールドボーイ  RF−858D

受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN?)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW 1μV/50mW
       

実用最大出力 2W
消費電力 4W(AC時)
スピーカー 10cmUFコーンスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 4本またはAC100V。
形状 212cm(横) 132cm(高さ) 55cm(奥行)
重量 1.2Kg(電池とも)

2000GXワールドボーイ  RF−868

受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN 30dB)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW 1μV/50mW
       
実用最大出力 2.2W
消費電力 4.5W(AC時)
スピーカー 10cmスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 5本またはAC100V。
形状 245cm(横) 156cm(高さ) 73cm(奥行)
重量 1.9Kg(電池とも)

2000GXワールドボーイ  RF−868D

受信周波数帯
FM 76〜90MHz
MW 525〜1605KHz
SW 3.9〜12MHz

中間周波数 FM 10.7MHz
        MW SW  455KHz
受信感度  FM 1.2μV(SN 30dB)/50mW
       MW 12μV/m/50mW
       SW 1μV/50mW
       
FM送信機能付き
実用最大出力 2.2W
消費電力 4.5W(AC時)
スピーカー 10cmスピーカー インピーダンス8Ω
外部アンテナ端子 無し
電源 単2 5本またはAC100V。
形状 245cm(横) 156cm(高さ) 73cm(奥行)
重量 1.9Kg(電池とも)







 




 


三菱
JEAGAM304  FIC−304


ジーガムシリーズの末弟的存在。
404は比較的良く見かけるが、これは少ない。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.8〜12MHz





松下
TX ワールドボーイ  RF−828

ACアダプター内臓、NSBクリスタル端子つき。
中の作りは結構豪華、でもSメーターが無いのが寂しい。
SWの感度は858より大分落ちる。
普通のラジオに短波がついた感じ。
昭和48年発売 13,900円。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz



松下
ワールドボーイGX0
 RF-848

ACアダプター内臓、FMトランスミッター、NSBクリスタル端子つき。
Sメーターつき。
この機種のFMトランスミッターは真面目に作られている。
周波数が受信と独立して変えられることと、マイクゲインも独立。
5500などのFM送信機能を玩具程度とすると、こちらは多少実用的機能あり。
本機種は電気的な故障は少ない、しかし何故かマイクツマミの飾り銘板が無くなったものが多い、接着不良か。
昭和47年発売 15,900円。

MW 525〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz



シャープ
Z−3000  FY−73J
Z−1000

シャープのFMマイクつき3バンドラジオZ−3000(左側)。
上面左側の四角いのが取り外せるマイク。
フイルムダイアル式だが、どうも作りが悪く、修理した2台とも不調であった。
BFOもあり、デザインも中々良いと思うが、想像以上に基板のパターン面に部品が取り付けられている不思議なラジオ。

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz

Z−1000はMWとFMの2バンドラジオ。


ビクター F−240

ビクターのBCLラジオ、ピッタリのハードカバーがついている(写真後ろ側、黒いもの)。
カバーがついているのに気づかず、銘板の無いラジオ?かと思ったほど。
音質調整は昔のゲーム機のジョイステック?で操作。
SPは2ウエイで音質重視。
FM送信機能がついている。
定価 17900円

MW 530〜1605KHz
FM 76〜90MHz
SW 3.9〜12MHz





トリオ R−300

トリオのトランジスター式BCL受信機。
170KHz〜410KHz 525KHz〜30MHz連続カバー。
18〜30MHzのFバンドは第1IF 4.034MHz 第2IF 455KHzのダブルコンバージョン、他はシングルスーパー。
上がメインダイアル、下がバンドスプレットダイアル。
フライ ホイールがついていてダイアルの操作感は良い。
真空管式の面影を残している。
意外に大きい。
整備して周波数ずれを修正したが、単一調整をしたら、Sメーターの振れが2〜5目盛り良くなった。
アンテナ側のコイルはANT TRIMがあるが、段間は外部から調整できないので、念入りに調整した方が良い。
家電メーカーのBCLラジオに比べ、3連バリコンを使った高周波増幅がついているので、トラッキング調整の出来は感度に影響が大きい。
上手く調整すれば、イメージ防止に役立つ。
500KHzの水晶マーカーがついている。
放送バンドは周波数直読可能。
ただクーガ2200に比べれば、操作はいやらしい。
真空管式の9R−59のバンドスプレッドを直読にした感じ。
1976年発売 49,800円


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