TR用IFTを流用した真空管ラジオ用OSCコイルの試作


455KHzのIFTを利用します。
今回はTOKOの黒コアIFT(検波段用)を利用しました。


分解したところです。
IFTにはコンデンサーが内蔵されていますので、取り除きます。


コアのキャップを取り外し、巻いてある線を解きます。

コイルを全て取り除いたところ。

コイルが巻いてあったドラム部分は接着されていますが、
この部分を外した方が巻きやすいです。


0.1mmのウレタン線を巻きます。
乱暴に巻いても90回は簡単です。

これを再度接着し、ウレタン線を脚に半田付けします。
コアキャップを被せ、金属ケースに入れて完成です。
巻数とインダクタンスの関係は表をご覧ください。
なおタップは10%のところから出せば大丈夫です。

巻数 最小 最大
70回 90μH 125μH
80回 110μH 185μH
90回 155μH 240μH

巻数とインダクタンスの関係は目安程度にお考えください。
発振コイルのQが心配と思いますが、1,000KHzでQ 80 2,200KHzでQ 60ですから、問題ありません。



2005年3月31日移転







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