ナショナル(松下) national トランジスターラジオ

EA−175


昭和33年3月発売 
ナショナルのトランジスターラジオとしては初期のもの。
恐らく短波付としては1号機と思われる。
MW 540〜1,600Kc
  (感度200μV/m/10mW)
SW 3.9〜10Mc
  (20μV/10mW ?)
4AA型乾電池(6V) 1個使用。
重量 電池なし 640g

松下 トランジスターラジオ AT−100

松下の初期のトランジスターラジオ
あまり魅力的なデザインでは無いと思うが?。
でも当時としては小型に良くまとまっていたのだろう。



ヨーロッパタイプのトランジスターが見える。
横に寝かせてつけるなど、薄型に仕上げるのに苦労している。
トランスの右に2個(黒)が積み重ねてある。
バリコンの横に1個、黄色が2個に緑が1個。


松下 トランジスターラジオ AT−110


昭和33年10月発売開始。



松下 トランジスターラジオ AT−125


JA3DIQさんのものです、ラジオ工房掲示板で写真を提供いただきました。
昭和33年12月発売、3石スーパー。

回路図など資料は宮川さんのラジオ鑑定団の下記にあります。

ナショナルAT−125資料

松下 トランジスターラジオ AT−235

松下の初期の2バンド トランジスターラジオ。
このラジオは平成13年4月 九州の骨董屋さんで購入した物。
右上が欠けているのが難点。

松下はトランジスターの生産が遅れたので、
最初期は他社から石を購入してラジオの生産を行った。
このATシリーズは自社のトランジスターを使った比較的初期の物です。
昭和33年5月発売開始。
トランジスターはヨーロッパ系の小型の試験管に色をつけたような形をしています。
写真で赤(OC44) 黄色(OC45) 黒(SPとケミコンの間 OC71)
他にPP出力用は長めの缶タイプ OC72です。


松下 トランジスターラジオ AT−290

ナショナルのAT−290 2バンドラジオ。
ナショナルのトランジスターの生産が軌道に乗ってきた時代のトランジスターラジオで初期のラジオとしては比較的良く見かける。
ヨーロッパタイプのトランジスターが使われている。
このトランジスターはなんとなく頼りないが、不思議な魅力がある。
昭和34年3月発売開始。



松下 6石トランジスターラジオ T−11 (nationalブランド)


非常に小さい。
昭和35年5月発売開始。

裏側が基板面になっている。
電池も水銀電池を使ったようだ。

松下 トランジスターラジオ T−22

ナショナルの2バンドラジオ。
短波帯が10.5MCまでとなっている。
トランジスターの高周波特性の制約かもしれない。
MC102 MC102 OC45A OC45B OC71 OC71 OC72 OC72
全て松下製のトランジスターを使っている。
親子のエアーバリコン使用。

昭和34年6月発売開始。

この時点では未だナショナルブランドです。
パナソニックは輸出するために付けたようです。
(アメリカにはラジオメーカーとしてnationalがある)

松下 トランジスターラジオ T−40

松下はトランジスターの開発には手間取ったので、30年代初期には生産に相当苦労したようだ。
他社製のトランジスターを使ったラジオを細々と生産した。
ラジオの最大メーカーの松下の初期トランジスターラジオが少ないのは石が入手出来なかった為らしい。
このラジオは生産量が多いようだ、よく見かける。
この時期になると多量生産が出来るようになったらしい。



この機種は松下のTR生産が軌道に乗ってきてしばらくしてからの製品と思われる。
昭和35年3月発売開始。

内部は同じで外観の少し違うT−41がある。
さらにT−40(P)がある、これは4月の発売開始でポリバリコンに変更されている。
写真はこちらの方らしい。
(2007年6月23日追記)



松下 トランジスターラジオ T−45


2SA103 2SA103 2SA103 OA70×2 2SB171 2SB171 2SA172×2





松下 トランジスターラジオ T−50


昭和34年12月発売開始。
不思議な構造のラジオ、他にあまり例を見ない感じ。



松下 トランジスターラジオ T−53


小型の中波専用トランジスターラジオ。
意外と小型。
後に支えの金具あり。
昭和35年頃流行した裏側基板(裏蓋側に基板面)。
9V 006P動作。

松下 トランジスターラジオ T−60


エアーバリコンを使った2バンドラジオ。
Trの性能の為か短波は10Mcまでとなっている。
ラジケーターが使われていて、作りは高級機。



松下 トランジスターラジオ T−802


8石 2バンドラジオ。
3連ポリバリコン使用高周波増幅付。
バーアンテナに9使われているコアは断面が四角形で非常に珍しい。
このような断面が正四角形に近いバーアンテナははじめて見た。
単2 4本使用。


松下 トランジスターラジオ R−130



松下 トランジスターラジオ R-145


ナショナル6石トランジスターラジオ。
MW専用、単3電池4本で動作。
トランス内臓で、AC動作可。

松下 トランジスターラジオ R-225


8石 2バンド。
525〜1605Kc
3.9〜12Mc

単3 4本で動作。
外部電源はACアダプター。

Kc表示である、おそらく昭和40〜42年の製品と思われる。




松下 トランジスターラジオ RE-190


昭和41〜42年の製造と思われます。
カタログはこちらにあります。

単一電池4本かACか切替可能。



どのように修理したらよいかとの質問は、メールでは個々に対応いたしかねます、掲示板をご利用ください(質問は実名で)。

2002年9月23日
2003年4月8日R−130追加。
2003年5月7日 EA−175追加。
2004年8月20日 R−225を追加。
2005年5月27日 AT-110 T-50を追加、T-40の写真を更新。

2005年8月16日 移転してきました。
2006年10月28日 AT−125を追加。
2007年6月23日:7081

トランジスターラジオの修理体験記

松下のトランジスターラジオの続き





2007年1月6日:新ラジオ資料館に引越し

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