東芝 7P-77S ヤング7の修理

音量が小さいという東芝 ヤング7の修理です。





目的の音量を大きくすることはできたのですが、最後の仕上げをしてみると、目盛りが合いません。
NHK1(JOAK)が受信できないのです。
局発をモニターして、バリコンの容量最大値と最小値間での周波数可変範囲を確認、
現象を総合して、パディングコンデンサーの劣化を疑いました。
ところが、場所が狭くて 交換が大変なのです。
あちこち半田を外して調査しました、ところが回復してしまいました。
しかし、後日また元に戻ってしまいました。
やはり不良部品は交換すべきでした。

原因となった部品。



パターン面の画像


技術資料があると良いのですが、回路図さへ有りませんので、
どの部分に相当するか見つけるのに苦労しました。
次に修理する方のために 画像を掲載しておきます。
ただバリコンのプーリーの下側になります。
ダイアルの糸かけを外す必要があります、これは意外と大変です。
元に戻せるように十分注意が必要です。


交換後の画像です。
部品は容量を合わせるだけでなく、温度補償コンデンサー(頭を黒く塗ったもの)が必要です。
2個を組み合わせて 必要な容量を作り出しました。
狭い空間に実装するので、隣のバリコンやシールドケースに接触する恐れあり、スミチューブで保護しました。







2012年9月22日

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