ナショナル トランジスターラジオ RL−116の修理


昭和46年ころ、5,500円で販売されていたルームラジオです
2SA102 2SA101 2SA101 2SB176 2SB178×2(この部分推定)です。



大きなエアーバリコンが使われています。
スピーカーや出力トランスも大型です。

取り外そうとすると、固定用のボスが2個所割れていました。
基板固定用1個所 スピーカー固定用 1個所。


裏蓋には電池(単一)の組み込み方が記載されています。
取外したところです、ダイアルは真空管ラジオと同じ構造で作られています。

ボリュームのガリが酷かったです。


故障の原因はパターン割れでした。
半田つけするとともにジャンパー線で補強しておきました。
パターンは細かいので、不具合箇所を見つけるのは大変です。
この機種は回路図もありませんので、経験と勘で絞り込んでゆきます。
バリコンのプーリー下側の空色の部品はボスの残骸です。
接着するとねじが取れなくなるので そのままとしました。


IFの調整をして、トラッキング調整も行いました。
IFの選択度はあまりよくない感じです。
おおきなバーアンテナのお蔭なのか感度は十分です。
バリコンは大型のエアーバリコンです。

2011年8月4日

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