ソニー トランジスターラジオ TR−815B修理体験記

音量が小さく 音も歪んでいます。


修理前の写真です。
復元する時に役立ちます。


パターン面の写真です。
通電して追いかけてゆきましたが、ダイアル目盛りが邪魔して困りました。

当然前面の鉄の板を外さないと修理できません、デジカメで撮影しながら分解しました。
組み立ては分解した逆の順に組み立ててゆきます。




基板を直立させたところ。
基板とダイアル機構の間に隙間はありますが、
この部分の部品はダイアル部分を外さないと確認も修理もできません。
この機種は残念ながら回路図がありません。

パターン図を手書きして、回路を追いかけてゆきます。
音質からケミコンの容量抜けを疑ったのですが、交換で一部解決したのですが、まだ完全ではありませんでした。
なんとなく力強さに欠けます。

結局回路を順次追いかけて、TRの動作を確認してゆきました。
バイアス抵抗の不良と推定、抵抗を交換したら、正常に動作するようになりました。
これで完了と、組み立てて、ケースに入れ、高周波部分の調整を行いました。
電池を入れて通電 快適に動作します、音量も充分です。
慣らし運転していたら1時間で 音が急に小さくなりました。
故障 再発です。

翌日再度分解 調べてみることにしました。
TR不良を疑ったのですが、取り外して測定してみると正常です。
ベースのバイアス抵抗が2本使われていますが、反対側のほうが完全に断線していました。
先日交換した抵抗を取り外す時、熱ショックで一時的に回復していたのではと想定されます。
TR不良も100%無いとは言えませんが2SD65と貴重な(骨董的)部品が付いているので、
これは多少の危険を覚悟で残す事にしました。
(安全の為には交換したほうが良いのですが、ラジオの価値が下がる?)

注)
熱ショックで部品が一時的に復旧する事があります、先に交換した部品がそうだと思い込んでいたのが失敗でした。
皆さん充分ご注意ください。


修理完了時の部品面。




2006年12月30日

ラジオ工房TRラジオ博物館1へ



 

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