昭和29年に発売されたmT管6球スーパーの修理です。
このラジオの定価は14,800円です。
骨董市で購入したのですが、分解してみて吃驚、バリコンがありません。
音量調整用のVRも交換されていて、それも軸が短く、ツマミが固定できない状態でした。


シャーシ裏の写真です。
右側にミュー同調器が見えます。
沢山ラジオを見てきましたが、東芝のラジオでこのようなものがあるとは初めて知りました。

例によってケミコンテスターでケミコンのエージングと漏洩電流の確認。
それと同時に6AR5のG1の電圧測定です。
測定すると凄いリークです。

調整中のラジオ。

このラジオで不思議なことがあります。
それはミュー同調の回路です。
中央右寄りに2つのコア入りコイルが見えるのですが、
右側はOSCコイルです。
ところが左側のコイルも局発回路に接続されています。
常識的にはANT回路に接続され、ANTコイルの微調整に使われると思うのですが、
回路的には違います、どうも理解できません。
改造された形跡は無いように見えるのですが、明確ではありません。
トラッキングが取れないのではと思ってDIPメーターで測ってみたのですが、大丈夫なようです。
どなたか回路図をお持ちでしたら教えてください。
回路図が見つかりました。

VRツマミの軸が短いです。
仕方なく軸を金具で延長しました。

完成したマツダ 617Aです。

マジックアイはまったく光りませんでした、新品に交換して、撮影。
2004年4月12日 1947
2004年4月18日 19:32:27
2004年12月3日 回路図へのリンクを追加。
2005年8月16日移転
2006年6月24日移転
修理のノウハウや資料については下記の書籍をご覧ください。

ラジオ工房修理メモ