Lafayette HA-230 通信型受信機
受信はかろうじてするのですが 感度が極端に悪いです。
Sメーターもほとんど動きません。
トリオがOEMで製作したものだそうですが、9Rー59と同じ構成です。
ただ2本分のヒータートランスが内蔵されていて 電源スイッチがオフでも 常時通電するようになっています。
自分の常識を超えた作り方です。
こうするとスイッチ オン時でもドリフトが最低限に抑えられる仕掛けです、しかし使う時は十分注意したほうが良いですね。
![](6/DSCF2025.jpg)
メーターも傷んでいたので 分解して ついでにメータ保護回路も組み込みました。
Lafayette
IFTもナジが欠損しています。
なんとか工夫して 調整しました、調整に連れ感度の上昇して来ました。
コイルパックのロータリースイッチの接点には接点復活剤(液状のもの)を慎重に塗布しました。
なおエアゾール式のもので噴射してはいけません。ベークの部分につくと漏電して ロータリースイッチが駄目になることが有ります。
![](6/DSCF3687.jpg)
正常に受信できるようになったのですが、Qマルチ回路が動きません、当然BFOも効きません。
ところが この回路は別シャーシに組み込まれていて 裏側が見えません。
取り外さないと どうにもならないのです。
下記の画像以上に動かせません、配線を一度取り外さないとシャーシ下が見えない仕組みです。
![](6/DSCF3691.jpg)
分解してみると 変わったところはありません。
回路を追いかけてゆく為 シャーシの裏側が見えるように シャーシの別のところに組み込んで試験します。
(この画像は修理後の状態です)
![](6/DSCF3705.jpg)
最終的にX印の部品の不良でした。
![](6/DSCF3694.jpg)
![](6/DSCF3709.jpg)
修理後のシャーシ内部。
不思議なことに ブロックコンデンサーの片側の劣化が激しかったです。
この部分を切り離し 別にケミコンを付加して終わりです。
2014年6月2日
2014年6月4日
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ラジオ工房修理メモ
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