山中電機 テレビアン M−48 4ペン受信機 回路図



この受信機は昭和11年頃販売されたものです、ラジオ工房のテレビアンM−48修理体験記もご覧ください。
当時は58 57は発売されていましたが、高価だったので、あえて24Bを使ったのでしょう。
ただ58 57の安定度がいまひとつだったのかもしれません。
整流管は12B(最大180V)です、12Fは昭和12年の発売です、したがってB電圧も低いです。
この様な条件で47Bをフルに働かせる為に200Hのチョーク負荷としたと思われます。
電源のコンデンサーはケミコンを採用したと無線と実験の記事で読んだ記憶が有りますが、もしかしたら日本で最初かも?、定かではありません。
回路図を見ても判りますが、良く工夫されています、贅沢な作りと言って良いでしょう。
検波コイルに使われている結合コンデンサーは回路図上記載されていませんが、実機には50PFが付いていました。

アンテナコイルにタップが多いのは、シャープカットオフの24Bを高周波増幅に使う為の工夫と思われます。
多くの場合ここにVRを入れて入力を制限する仕掛けがして有ります、この機種はこの部分を省いてありますので、
アンテナのタップを切り替えて、調整する事になります。

2005年5月12日

2006年6月21日

2006年6月24日


2006年8月5日よりカウント






ラジオ資料館のラジオ配線図集1

ラジオ資料館のラジオ配線図集2

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