4ペン受信機の回路例

下記の回路図はラジオ科学社(昭和12年)発行の受信機回路101集による。
この回路図で多少気になるところはR1(VR)の使い方で、シャープカットオフの真空管224の影響を強く受けている。
@シャープカットオフの真空管の場合、バイアス電圧を変えて利得を減少させようとすると、カットオフ以上になれば歪んでしまう。
この為、アンテナコイルを抵抗でシャントする形で利得の調整を行った。
設計当初から58だったらこの様な変則的な回路は不要で、下記の元回路は224の高周波増幅だった可能性が強い。
A58のようにリモートカットオフの真空管だとバイアスの変更のみでスムーズに利得の減少が可能。
この場合日立国民型4号A受信機の回路図となる。



2002年4月7日

2006年6月24日


2006年8月5日よりカウント






ラジオ資料館のラジオ配線図集1

ラジオ資料館のラジオ配線図集2

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