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2011年7月に私が次のような書きこみをしていました。
再録しておきます。
だいぶ前のことだと思いますが,昔の陸軍の無線機に使われているコンデンサーの容量が
cmで表わされているという話題があったとおもいます。
たまたま,古い『無線と実験』を見ていたところ,コンデンサーの容量のファラッドとcm
との関係を示す記事を発見しましたので,その記事を転記しておきます。
【問】コンデンサーの容量にF,μF,μμF,pF,cmとありますが,
これらの間の関係を説明してください。
【答】1ファラッド(F)=10^6マイクロファラッド(μF)=10^12マイクロマイクロファラッド(μμF)
=10^12ピコファラッド(pF)=9×10^11(cm)
即ち静電容量c.g.sを静電単位で表したときの単位をcmと申しますが,ボルト,アンペア等の
実用単位で表わすときはその単位をファラッドとします。然しファラッドというものはなか
なか大きな値でラジオに用いているものでも解りますが1Fの1,000,000分の1を単位とするもの
で充分です。即10^-6の単位です。これがμFで,10^-12の単位をμμFとかpFと称しています。
なお,1cmの9×10^11と云う値は,1/(4πε_0)から導かれた値(ε_0は真空中の誘電率)。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/index.html
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