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確かに、コイルのインダクタンスが固定されている
かぎり、同調周波数範囲は、バリコンの最低使用可能容量と
最高使用可能容量によって規定されるわけで、コイルの
容量を変化させても(μ同調でない限り)バリコンが同じ
ならば、受信範囲を広げることはできないでしょう。
ただ、周波数範囲が広がったことによって、拡張された周波数
での放送を聞くために、以前からあったラジオの受信範囲を
コイルのインダクタンスを減少させて高い周波数を聞けるように
するとか、逆にインダクタンスを増して低い周波数を聞けるように
するとかという応急処置は可能でしょう。
おそらく拡張された周波数の放送を聞くためのアマチュア的
手段として雑誌に解説されたのではないでしょうか。
それならば、MAX350PFで、最大/最小容量(ストレーを含んで)が8程度
のバリコンで、十分実用になったことでしょう。
勿論、メーカーはこの手をつかえませんから、最大容量430PFのバリコン
を使うことになったのだと思います。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/munehiro/index.html
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