野田/JA4KQP さんのパネルの修復法 Sanwa MIDGET-6BUのレストア

管理人の注)
ラジオを修復する時 パネルが汚れて困ることが有ります、その時の対処法として有効ですので、
ラジオ工房掲示板の投稿を見て 野田さんにお願いして画像を追加頂きました。
皆さんご利用ください。



1.オークションで単球式のテストオシレーターを入手しました。
 
 正常に動作するものの外観が酷いのでレストアすることにしました。
 仕様は6C6で100KHzから30MHzを6レンジでカバーし、内部・外部変調が可能となっています。

  レストア前と後の外観です。




.ペーパーコンデンサー、電解コンデンサー、一部の抵抗を取り替えました。

 配線の整理中に電源トランスのリードを根元から切断してしまい、手持ちのトランスと取り替えました。
 ただしB電圧が低かったので、倍電圧整流に変更しています。

 その他、バリコンがローターが入った位置でショートするので修正しました。
 そのせいか、周波数目盛に大きな誤差があります。

 画像2 部品取り替え前後の内部です。筒型のセレン整流器は中身を取り出して端子として利用しています。
     内部変調用はネオン管の弛張発振を使用したものです。

3.動作は正常になりましたが、周波数目盛の誤差が大きく、見栄えも悪いので作り替えることにしました。



最終回路図です。赤文字は取り替えまたは変更した部分です。




動作は正常になりましたが、周波数目盛の誤差が大きく、見栄えも悪いので作り替えることにしました。

 取り外した目盛板と操作パネルをデジカメで撮影したもの。



撮影した画像データをもとに、パソコンのお絵かきソフトで修正したもの。







レストア完了後の外観





2014年12月4日

 ラジオの修理を自分でやる方は このホームページの他真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。
不明な点はラジオ工房掲示板に実名で投稿ください、修理ノウハウの提供は無償です。
初歩的なことでも結構です、ただし他人が解るように書いてください(神様や占い師にするような経緯を省略した質問は返事不能です)。

なお メールで管理人あて質問して来る方がいますが、とても個別には対応できません。
掲示板だと 管理人以外の方が 返事してくれたりしますので、丁寧に対応出来ます。
ぜひ掲示板を愛用ください。

当方に依頼される方はラジオ修理工房をご覧ください、ノウハウは無料ですが、作業は有料です。
 






ラジオ工房修理メモ

radiokobo-al