ナショナル 5球スーパー QS−600

6WC5 6D6 6ZDH3A 42 80BKの5球式です。
形名は不明でしたが 島田さんにQS−600だと教えていただきました、有難うございました。

素人が修復してあります、動作していたそうですが 真空管をいれかえたら動作しなくなったとのこと。

丁寧に修復してあるので まず 音が出るようにします。




調べて行くと 局発が動いていません、他の回路は大丈夫のようです。
よく見るとOSCのコイルが断線しています。



断線した部分を半田付けして これで動作するようになりました。





背面の画像です。



調整して 正常に動作するようになりました。
ただ なんとなく発振気味なのです、 どうもオリジナルのシールドケースを無くしたらしく、
ゼムグリップを挟んで 接触させてあります。
この部分を調整すると解決するので これで完了と ケースに入れたのですが どうも動作が不安定です。




再度キャビネットから取り出して 本格的に調べてみました。
上図のようにシールドケースの下側はかしめられているのですが、
どうもシールドケースの下側とシャーシの間が完全に接地されていないようです。



仕方が無いので アルミリベットを取り外して ネジで固定しました。
これで異常動作は無くなりましたので 無事解決です。

このような不思議な現象は 非常に珍しいです。

動作中。





2014年11月13日

 ラジオの修理を自分でやる方は このホームページの他真空管ラジオ・アンプ作りに挑戦!、や真空管式スーパーラジオ徹底ガイドも参考にしてください。
不明な点はラジオ工房掲示板に実名で投稿ください、修理ノウハウの提供は無償です。
初歩的なことでも結構です、ただし他人が解るように書いてください(神様や占い師にするような経緯を省略した質問は返事不能です)。

なお メールで管理人あて質問して来る方がいますが、とても個別には対応できません。
掲示板だと 管理人以外の方が 返事してくれたりしますので、丁寧に対応出来ます。
ぜひ掲示板を愛用ください。

当方に依頼される方はラジオ修理工房をご覧ください、ノウハウは無料ですが、作業は有料です。
 




縦長 広告



(中津)




ラジオ工房修理メモ

radiokobo-al